会社から最も近い「カレーは飲み物。」はアキバの店舗。徒歩約8分である。一方、御徒町店は約10分。微妙に御徒町店の方が遠い。したがって自然とアキバの店に足が向く。御徒町店は、アンテナショップなのか、時々スペシャルメニューが用意されている。「牛カツカレー」は以前、御徒町店だけのよるメニューだった。ところが、たまたま店の前を歩いていてスペシャルメニューを見つけた。
「春のバターチキンカレー ラプソディ」(960円)。
春のメニューとあるのは、もう随分前から実施していたのだろう。季節はもう夏である。いつ、メニュー終了となっても不思議ではない。食べるなら今だ。今しかない。
しかしながら、いい値段である。躊躇しかねない値段設定だ。
「赤い鶏カレー」が790円という絶妙な価格帯を実現している「カレーは飲み物。」らしからぬ設定ともいえる。
さて店に入り、食券を購入。ごはんは300g、トッピングは、玉子、パクチー、豆サラダでオーダー。
そして出てきたカレーがこれ。
赤でもなく、黒でもない。表現すれば黄色ともいえるバターチキンカレー。
まぶされているのはバジルパウダーか。添えられた副菜はたまねぎのアチャールとみた。このアチャールはベンガルのものに似ている。
さて、カレーソースだが「カレーは飲み物。」とは思えないまろやかさである。これはバターの恩恵の何者でもない。
うまし。
チキンとバターというカレーの王道を行くソースに、しばし感動を覚える。
バジルパウダーの苦味がまろやかさにアクセントを与える。なるほど、バジルパウダーが春っぽさを感じさせるわけだ。
後半戦はレモンをしぼってカレーソースにまぶす。これで爽やかさのギアをもう一段上げてみる。
やはり、うまし。
もしかすると、これで960円は決して高くないかも。
あっという間に食べ終わってしまった。
バジルとチキン、バターは一見すれば繋がっているように見える。だが、「ラプソディ」とあるのは、異なるものをつなぎ合わせたという意味があるのだろうか。
そんな狂詩曲を感じさせない一品だった。
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