仕事を終えて街に繰り出す。
「源氏」に行こうと考えていたが、一応定休日を確認してみた。店まで行って休みだったら目も当てられない。駅から遠いから。
すると、「源氏」はその日、休みだった。ついてねー。
なら仕方ない。そのままスマホで「仙台 立ち飲み」を検索。幾つか知らない店がヒットした。仙台も立ち飲みが増えている。昔は「大沼」くらいしか立ち飲みはなかったように思う。
知らないお店は「升や」と「えびすけ」。
「えびすけ」は盛岡にある立ち飲みと同名だが、系列なのかしら。その中から「升や」をチョイスし、向かってみた。
お店到着は16時すぎ。
立派な店舗だった。
格子戸とは粋だなと思いつつ、ドアは自動ドア。けれど、外観も内装もかなりお金をかけている様子。重厚なカウンターは清潔すぎて、逆に落ち着かない。入口手前にアイランドタイプのカウンターがあり、実に豪華。金かけているのがよく分かる。
自分の他、客はおらず、どこにポジションしようか悩んだが、店内はどうもワンオペのようなので、厨房に近いカウンターに立った。
ドリンク豊富。
「ホッピー」もあったが、恐らく小売用のホッピーが来たら嫌なのでパス(後で調べたらやはりそうだった)。
ほぅ、日本酒もいいラインナップだ。ご当地宮城の酒もあり、その中から「一ノ蔵 特純米辛口」(590円)をチョイスした。
つまみも豊富。メニューを見て、一発で決めたのは鯵の「南蛮漬け」である。立ち飲みで「南蛮漬け」ってあまりお目にかかったことがない。
実は「南蛮漬け」が好きである。義母の得意料理でよく食べた。お袋は文化的にもそういうのを作らなかったので余計新鮮で。ただ、義母も高齢になり、なかなか東京に来られなくなり、最近全く食べる機会がなかった。久しぶりに食べる「南蛮漬け」は抜群においしかった。
さて、2杯目。
もう一杯、酒を飲もうと思ったがやめた。というのも、次は笹かまをいただこうと決めていた。酒もいいが、ここは白ワインだ。
笹かまに白ワイン、悪くないでしょ。
仙台の名産は今や牛タンである。けれどちょっと待ってほしい。仙台で食べる牛タンのほとんどは輸入じゃないだろうか。仙台の名産今も昔も笹かまである。
ふっくらと肉厚の笹かま。
断然いいやつでしょ。
ここはこれでお開き。さて、次どうする?
写真のように軽くあぶるともっとおいしそうですね。
食べ比べも楽しそうですね。