坂本からちょっと足を伸ばしたところに、おごと温泉という温泉地があるらしい。せっかく、ここまで来たのだから、ちょっと足を伸ばしてみようと思ったら、おごとの駅前に、文字通り、足を伸ばせる足湯を見つけた。
「六角足湯 」というらしい。
なるほど、六角形のあずまやが由来だろうか。それもかなり立派なあずまやだ。
駅前に足湯がある町は、ここで3箇所目。一箇所は山梨県の石和温泉駅、そしてもう一箇所が、青森市の浅虫温泉駅。足湯とて、その設備の運営はかなりのコストがかかるはずだから、簡単なことじゃない。でも、駅を降りた人に、出迎えてくれる足湯があるのは、温泉とともにある、その地域の文化を表しているようで恐れ入る。
これは入らなきゃいかん。
あずまやに入ると、若い娘さんが一人で足湯に浸かっていた。地元の人のようだった。
お湯はきれいで、とろりとしている。
管理が行き届いているのが、よく分かる。以前、浅虫温泉駅の前で入った足湯はかなり汚く、湯の花でないものが確実に浮いていた。この立派なあずまやといい、素晴らしい足湯設備である。
お湯の加減もちょうどよく優しい。泉質はアルカリ性単純温泉。近所にあるらしい観光協会の足湯のphが9.0というから、この足湯もそれにほぼ準じるだろう。
足の内部からほっこりさせてくれる。
この日一日、延暦寺を歩き通して、ぱんぱんだった足を優しく癒してくれた。
六角形のあずまやは、一見すると中国っぽい。何かの意味が、そこに込めらているのだろう。ただ、デザイン的には、駅や景観と調和はしていなかった。あえて、それを狙ったのかもしれないが。
駅の足湯。
無料とは思えない癒し効果を感じさせてくれた。
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