中華さすらい 217 - 豊洲の安心中華 - 「龍泉」（江東区豊洲）

展示会の搬入日。

午後からクライアントのT社が来て、無事搬入を終えた。

夕方になり、T社が撤退する際、「今夜、台湾のAL社の社長がきていて、会食するんだけど来ない？」と誘われた。

うわぁ、AL社か。是非お近づきになりたいなと思ったが、実はまだ肝心の荷物が届いていない。怪鳥に発注したイベント用バッグ。これが無事に届かないことには、この持ち場を離れることはできない。

「そのうち、来るでしょ」とT川さんが言うが、誤配されたり、盗まれたりして、明日の本番に何かしらの迷惑がかかるといけないからと、会食は辞した。

それから30分後に荷物は届き、一人バックヤードに大量の荷物を移したのだけど、それもかなりの重労働でヘトヘトになった。

それを終えたところでようやく店仕舞い。

一人、豊洲で飲むか。

ところが、豊洲は酒場が少ない。今宵はもう疲れきっているから、いちいち探すのも面倒だ。こないだ行った「龍泉」に行くか。

豊洲には有力な中華、「永利」があるが、ちょっとガチっぽい。もうちょっと砕けた店が「龍泉」だ。もちろんホッピーもある。

「龍泉」のお店に入ったのが17:30。既に3人のお客さんがいた。彼らにより、2人掛けのテーブルは満卓で、4人掛けに座らせてもらう。店員のお父さんに、「ホッピー」白をオーダー。立て続けに、「ピータン」を追加した。

おつまみメニューも結構充実しているのがいい。

やがて定食を食べていた2人組の若造が会計したところで彼らが座っていた2人掛けテーブルに移り、ようやくホッとできた。

今日も疲れたなー。

しかし、これから4日間、ビッグサイトに通うことになるのだが、どこで酒を飲むのごいいかとふと思う。新橋まで出るか、それとも豊洲で探すか。

やがて、自分以外のお客さんが会計して出ていくと客は自分だけになった。時刻は18時。果たしてこのお店は大丈夫なのか。店の前が地下鉄の出入り口だから、店舗前は人の往来がかなりある。けれど、誰もお店に入ってこない。時折、立ち止まって店の外にあるメニューを眺める人がいるが、店には入らず立ち去っていく。入るか入らないかを隔てる決め手はどこにあるのだろうか。

駅からすぐの立地が災いしているのか。

「ピータン」、なかなかうまし。

これが結構、立派だから食べ応えあり。

立て続けにガブガブと飲んでいたら、いつの間にか最後の「中」をお代わりしていた。まだまだ飲み足りない。

さて、この後どうするか。

豊洲でもう一軒行くか。それとも。

出した結論は、コンビニでワインを買って家飲み。

なら、最後もう一品頼んで帰るかと、「レバニラ炒め」を追加した。〆は家でカップラーメンにする予定。

緑のニラと赤いレバー、黄色のもやしの共演。見た目は地味だが、実にうまい。

お店自体も実に地味。でも値段も料理も悪くない。

ではまた次回！