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蕎麦屋さすらい 005 - 更科粉に本枯節の厚削り、立ちそば最強チェーン - 「小諸そば」(御徒町~秋葉原)

2016-04-08 23:35:05 | 蕎麦屋さすらい

会社の近所にある立ちそば系の店は「富士そば」が5軒あるということを以前記した。

実は同じ5軒で並んでいる立ちそば系の店が「小諸そば」である。

会社に最も近いの店は「蔵前橋通り店」。ここは立ち食い用のアイランドがある。店舗も広くてテーブル席もある。

次に近いのが「末広町店」。「御徒町店」「秋葉原店」「昌平橋店」と続く。

 

「小諸そば」の評価は高い。 

そばは更科。汁はかつおの本枯節の厚削り。何だよこの本格感。

そば粉比率は、東京路傍の麺党の書籍「旨い!立ち食いそば・うどん―東京・駅別大調査」によるとそば粉5というから立ちそばチェーンでも出色だ。それが更科なのだからただただ驚くしかない。

そして、汁の薫り。これって、すごくねぇか。

噂によると鯖節も入っているとのこと。これはイトウエルマさんの「立ちそばガール」で「小諸そば」を運営する三ツ和の専務さんが発言しているので、間違いないだろう。

汁への愛情は、多分それだけではないだろう。あの汁にはもっとすごい秘密が隠されているのかもしれない。

 

「富士そば」に比べると、汁はやや甘いかなとも思う。

でも「もり」230円。「二枚もり」290円は断トツである。他の追従を許さない。

だって、「富士そば」で270円だよ。この競争力は並じゃない。

「神田まつや」のご主人、小高登志氏が「小諸そば」について「あれはたいしたもんだ」(「東京人」2008年11月号)と言うくらいだから。

 

外殻まで挽いた「富士そば」のそばと更科の「小諸そば」。実はどっちも好きだ。

道を挟んで両店が隣り合っている場合、どちらに入るか迷う。もしかすると、もりを1枚ずつ食べるかもしれない。

 

種物もうまい。

「かき揚げそば」が380円。

季節限定ものは今なら「春盛天そば」430円。

 

ねぎは入れ放題。「もり」のつけ汁も多め。

 

何度も言おう。「小諸そば」は立ちそばチェーンの中では断トツだ。

その店がボクの会社の周囲に5店舗もある。その幸せを噛みしめたい。

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