会社の近所にある立ちそば系の店は「富士そば」が5軒あるということを以前記した。
実は同じ5軒で並んでいる立ちそば系の店が「小諸そば」である。
会社に最も近いの店は「蔵前橋通り店」。ここは立ち食い用のアイランドがある。店舗も広くてテーブル席もある。
次に近いのが「末広町店」。「御徒町店」「秋葉原店」「昌平橋店」と続く。
「小諸そば」の評価は高い。
そばは更科。汁はかつおの本枯節の厚削り。何だよこの本格感。
そば粉比率は、東京路傍の麺党の書籍「旨い!立ち食いそば・うどん―東京・駅別大調査」によるとそば粉5というから立ちそばチェーンでも出色だ。それが更科なのだからただただ驚くしかない。
そして、汁の薫り。これって、すごくねぇか。
噂によると鯖節も入っているとのこと。これはイトウエルマさんの「立ちそばガール」で「小諸そば」を運営する三ツ和の専務さんが発言しているので、間違いないだろう。
汁への愛情は、多分それだけではないだろう。あの汁にはもっとすごい秘密が隠されているのかもしれない。
「富士そば」に比べると、汁はやや甘いかなとも思う。
でも「もり」230円。「二枚もり」290円は断トツである。他の追従を許さない。
だって、「富士そば」で270円だよ。この競争力は並じゃない。
「神田まつや」のご主人、小高登志氏が「小諸そば」について「あれはたいしたもんだ」(「東京人」2008年11月号)と言うくらいだから。
外殻まで挽いた「富士そば」のそばと更科の「小諸そば」。実はどっちも好きだ。
道を挟んで両店が隣り合っている場合、どちらに入るか迷う。もしかすると、もりを1枚ずつ食べるかもしれない。
種物もうまい。
「かき揚げそば」が380円。
季節限定ものは今なら「春盛天そば」430円。
ねぎは入れ放題。「もり」のつけ汁も多め。
何度も言おう。「小諸そば」は立ちそばチェーンの中では断トツだ。
その店がボクの会社の周囲に5店舗もある。その幸せを噛みしめたい。
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