![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/98/c62789f6ebb11c9b5db70ddd11d355b8.jpg)
時々拙ブログにコメントを寄せてくれるひざげりさんの真似をしてみようと思い立った。週末ひざげりさんはほぼ毎週同じような動きをみせる。そのアクティブな動きとともに旺盛な食欲に毎回驚かされるのだが、いつか同じことをやってみたいと思っていた。今回、そのチャンスがとうとう訪れた。
まずは「中華そば みたか」に。本来ならば「中華さすらい」のコーナーに登場すべき店だが、ひざげりさんの真似をして、ちょっと居酒屋っぽく店に滞在したので、敢えて「居酒屋さすらい」として掲載することにした。
「みたか」に11時30分に到着するよう家を出る。三鷹には何度も行っているが、多分一度も酒を飲んだことがない。あ、厳密にいうと、弊社の社長の家で酒を飲んだきりである。弊社社長は三鷹在住である。そんなことはどうでもいいが、とにかく「みたか」着11時半。少し並んで12時に店に入れるようにイメージした。
予定より5分ほど早く「みたか」に到着。8人の方が既に並んでいた。熊猫、並ぶのがとにかく嫌いである。並ぶ店には極力近づかないようにしている。かつて並んだことのある店は、「まるます家」、「宇ち多”」、くらいだろうか。
ひざげりさんのブログによると、並ぶ時間は一人あたり2分程度が目安であるようだ。ということは、16分程度で店に入れる計算。さて、今日もひざげりさんは来られるのだろうか。前を並ぶ8人にそれらしい人はいない。ひざげりさんにはお会いしたことはないが、年齢はボクより2つ上、極真の黒帯ということから、かなり体格がいい方だろう。前を並ぶ8人に、それらしい人はいなかった。ということはもはや店内にいるのか、それともこれから並ばれるのか。とにかく、少し緊張している。
ボクの前に並んでいた年配の方が、携帯で話しを始めた。電話の向こうで、「今何をしているのか」と質問されたのだろう。その年配の方は「ラーメンを食べようと思って並んでいる」と話すと、更に電話の相手は質問をしたようだ。それに対し、彼は「『江ぐちという店』と答えた。あぁ、この人は「江ぐち」時代からのファンなのだなと妙に感心した。
少しずつ、列が動き、とうとうボクは店内の椅子に通された。いやはやワクワクする。お店のイメージは思っていたものと違っていた。てっきりもう少し広いのかと思っていたが、店はかなり狭い。コの字カウンターに目一杯座って10人か11人。けれど、臨場感ありの、名店らしい造りだ。
店内の椅子で待っていると、ちょうど目の前に体格のいい男性がいらっしゃる。その男性はカウンターに瓶ビール3本を既に平らげていた。「もしやひざげりさんでは」とマジマジと見てしまう。いや、多分間違いないだろう。ビール3本を必ず日課にしている人はそうそういない。余程声をかけようかと逡巡した。だが、食べている最中に話しかけるのは忍びない。そうこうするうちに、ボクは席に通された。ひざげりさんらしき人と離れてしまい、それっきりになってしまった。
とにもかくにも、ボクの番だ。まずは「竹の子」(200円)にビール中瓶(500円)をオーダー。ひざげりさんがいつも食べる「竹の子」には「たまご」がトッピングされているのだが、これは常連ならではのメニューなのだろう。初めて来店のボクが厚顔に頼めるものではない。若い店員さんは、冷えたグラスとともに、ビールの栓を栓抜きで軽く叩きながらキリンラガーを出してくれた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/8a/c5b1975bc3a607dfd4bafd28cba8d80a.jpg)
「おぉ、これこれ」。
ネギがたっぴりまぶされたこの小皿は、まさにひざげりさんのブログで毎週見ているもの。
一口食べてみる。
タレに漬け置き、ラー油で味を整えたメンマがこれほどうまいとは。そしてキンキンに冷えたビールがまたうまいとは!これはたまらん。周囲を見渡すと、お客の半数が、まずはビールで喉を潤している。
目の前で麺が湯掻かれ、丁寧に調理されている。まさに本当に目の前。その距離感の近さがいい。メニューに目をやる。
「ラーメン」が500円。数年前までは450円だったというから驚きだ。なんという安さ。
そのうえ、行列を作る人気店というのに、店長さんをはじめとしたお店の方の腰の低さったら。その姿勢に驚く。ビールを1本やっつけて2本目。でもひざげりさんのように3本目はもう無理だ。
このタイミングで〆も頼んでしまおう。「ワンタンメン」(650円)。
気がつくと、ひざげりさんらしき人はいなかった。駅ビルのコラルに向かったのだろうか。
さて、意外に早く「ワンタンメン」が供された。ボリューム感あふれるラーメンである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/d7/ba39d659d9e8422149bb3e3c6c5d90fa.jpg)
麺は丸麺ストレート。やや茶色がかっているのは小麦特有のものだろうか。ひざげりさんの画像でいつも見てきたが、実際に見ると本当に麺が茶色がかっていた。
一口すする。
優く出汁が印象的。シンプルであるが奥行きは深い。雑味は少なく、すっきりしている。そして麺がまた絶妙だった。
まずは粘りと腰。これは原材料に起因した独特のものだろう。この口当たりが「みたか」の真骨頂だと思う。
それを絶妙の時間で湯掻く。やや固めがデフォルトなのだろう。このスープにして、この麺あり。
いや、この麺にして、このスープありというべきか。
「食べログ」のプレビューを見ると、「懐かしい味」という感想がけっこう出てくる。
ボクはそう思わなかった。
朴訥なラーメンだが、昭和の中華そばとは違う。
独自の進化を遂げた中華そばという印象だ。
おっ、とつい全部スープを飲み干してしまった。これなら毎週通いたい。そう思わせる店。
次回はいつ来られるだろうか。
ご無沙汰しています。
いつもありがとうございます。
以前に一度来られているとのこと。さすがです。
並んでいる方がいる中、つまみとビールっていいのかなと思いつつ、今回初めてチャレンジしました。大満足のお店ですね。
実は、夕方から浜松で仕事があり、これから移動します。今夜は久々に浜松で飲みます。
いつも楽しく読ませていただいています。
「みたか」さん、いいお店ですね!
以前一度だけ行ったことがありますが、その時にもつまみで飲んでいらっしゃる方が目立ちました。
「竹の子」つまみにビール、一度試してみたくなりました。
楽しい情報ありがとうございました。
「竹の子」のネギが効いてますね。ほんとにうまい。
裏メニュー的なものにも対応してくれるんですね。
次回がいつになるか分かりませんが、また行きたいと思います。
値上げは今年でしたか。
ということは昨年まで、「ラーメン」が450円。
これって本当にすごい!
その前の日、火、水と3回も行っていたもので。
タケノコ、美味いですよね。他であのレベルのには中々出会えないです。
テイストは違うけど自分の行った店では、小川町の「とくや」くらいかな?つまみとしてあのレベルは。大抵、しょっぱいんですよね。
なお、裏メニュー的なものの注文は初見でも優しく受けてもらえます。
>「懐かしい味」という感想がけっこう出てくる。
ボクはそう思わなかった。
そうなんですよね。
麺が違うから。
江ぐちを知っている人には懐かしいかも知れないけど。
どちらかと言うとご当地ラーメンだと思います。
なお麺類の50円値上げは今年になってからです。