立ち飲みラリー京浜東北線編。
浦和駅はさすが都会だけあって、立ち飲みが多い。前回、「モルガン」で立ち飲んだ後、店を出ると、その斜め向こうに立ち飲みを見つけた。南浦和駅からお供に加わったT根とともに、その店を訪れた。
角打ち「新井酒店」という店。
看板には「角打ち」とある。
店に入ると、酒屋の立ち飲みという風情はなく、単純に立ち飲みのようだ。
店の主人はまだ若く、話しを聞くとどうやら後継候補の若大将のようである。
本体となる酒販店は、どうやら別の場所にあるらしい。
カウンターに陣取り、さて何を頼もうか。
おや、さすがに酒販店。酒の量はものすごい。
ビールに焼酎、日本酒にウィスキー、そしてワイン。とりわけ、ビールの品揃えはなかなか興味深い。
樽生にアサヒの「熟撰」を選ぶところはさすが。
しかも、ビールも日本酒も地元のものを選ぶ。
クラフトビールは、川越の「COEDO」をコンプリート。日本酒は地元の酒蔵の飲み比べセットを用意。
ボクはまず、その「COEDO」をチョイスした。
今や、東京のコンビニでも扱われるようなクラフトビールに成長した「COEDO」。ヤッホーブール―イングのビールは数回ほど、樽生を扱う店にあたったことがあるが、実力十分の「COEDO」はとんと見ない。
「COEDO」の小瓶が367円。この値段ならまず妥当だ。
3品が入ったお通しが出てきた。
タコの塩辛。烏賊の沖漬け、鶏のマヨネーズ和えが出てきた。
本格的じゃないか。酒肴は150円から用意され、簡単なものから、炙り系、軽食のような調理するものまで提供してくれる。
これはもう角打ちを超えている。
興味深い酒肴として、「長ねぎ焼き」。
一見変哲のないしろもののように見えるが、多分これは深谷市の名産のねぎに違いない。
「クリームチーズの味噌漬け」(190円)。
これ、最近のバーでよく見かけるが、意外なおいしさで人気になっている。これを取り入れるなんて、なかなか感度がいい。
その「クリームチーズの味噌漬け」をもらった。
これに合う酒はないかと、思案して、ボクは「ワインの飲み比べセット」(700円)をオーダー。
まさか、角打ちで、こんなワインの展開になるとは思いもしなかった。
値段的にも悪くなく、酒肴もセンスがいい。
そして、何よりも酒のラインナップの豊富さは酒販店の利を活かしている。
もう少し、飲んで行きたかったが、同伴のT根が「もう一軒、知られざる立ち飲みがあるんですよ」とボソッといった。
どうやら、新井商店にホッピーがなかったのが不服のようだ。
「じゃ、行くか」。
この店はまた再訪しようと心に誓い、店を後にした。
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