「豊しま」で「肉そば」を食べた後、実はその周辺を散策してみた。すると地蔵通り商店街というアーケードを発見し、歩いてみた。なかなか活気のある商店街である。知らない街の商店街を歩くと、なんだか楽しくなってくる。そうして、ひとしきり歩いて、さて帰ろうかという段になり、駅へ向かうと、なんだか時代がかった街中華を発見した。建物はオンボロで、見るからに昭和、それも40年代風である。店頭にある看板にはこんな貼り紙があった。
「タンメン 400円、ラーメン350円」。そして、「半チャーハンラーメン650円」。
え?
思わず、声を出してしまった。今時、こんな価格でやっていけるのか。思わず、こっちが心配になる。
うわぁ、「肉そば」前に、この店を見つけていたら、迷わず入っていただろう。この日はもう諦めて、後日お店に向かった。タイミング的に昼飯時になってしまい、混雑しているかなと、お店の引き戸を開けた。狭い店内、テーブル席一つを除いて席は埋まっていた。一人客がテーブル席に着く訳にいかないから、外に出て、カウンターが空くのを待つ。その間、お客が一人来て、店に入って行った。出てくる様子がなかったから、恐らくテーブル席に着いたのだろう。結果的に、これが明暗を分けた。一人客が出てきたところを見計らって店内に入り、ようやくカウンターに座ることができた。すると、厨房のマスターはこう言った。
「今日、麺終わっちゃった」。
え?まだ、12時20分で、この後まだお客さんも来るだろうに。麺が売り切れだなんて。案の定、この後2人のお客さんが来て、帰って行っちゃったし。
仕方ない。「半チャーハンラーメン」は次回にして、「チャーハン」(550円)にするか。
カウンター頭上には写真が一枚。マスターと思しき人物と、ガッツ石松さんの2ショット。牧場感が漂っている。ガッツさんは変わらないけど、マスターは随分若い。
店内はマスターのワンオペ。店頭にスーパーカブが止まっていたから、出前もするのだろう。「ラーメン」一杯でも出前をするのだろうか。350円でも?
そうして、出てきた「チャーハン」。見た目は悪いけど、550円でこの盛り。そして、一口いただく。うまい。自分好みのしっとり系。塩と醤油、卵のバランスがいい。これで550円!クオリティ高し。
あぁ、こうなったら、「ラーメン」も食べたかった。また、来月に期待しよう。
有楽町線は乗らないんですよねぇ。
飯田橋駅から徒歩15分。
神楽坂からは徒歩10分です。
あの辺り印刷関係の会社が多くて。
短期間ですが通ってました。
気になるお店でしたが一度も行けなかったのが残念。
そうです。
最寄り駅は江戸川橋です。
自分も懇意にさせていただいている印刷さんに伺っている時に出会うことができました。
まだまだ行けるチャンスもありますよ。
自分も極力行きたいお店です。