ミスター赤ヘルこと広島カープ山本浩二監督(以下 コーズィー)の第二期政権は今季で5年目を迎える。過去4年間は今更言うまでもないが全てBクラスだ。今年また同じ轍を踏んだ場合、恐らく辞任は免れないであろう。むしろ、ここ1,2年毎年5位に甘んじているにも関わらず、よく監督に居座れるな、と感心するほどである。
カープの戦力は決して他球団にひけをとっているわけではない。過去4年間、4位、5位、5位、5位という成績は断トツで落ちこぼれたわけではなく、ほんの紙一重の競り合いに敗れた末の結果であろうことは、ファンよりもむしろコーズィー自ら感じていることではないだろうか。だからこそ、余計憎たらしくなってくるのだ。
さて、その紙一重で競り負ける大きな要因はコーズィーの采配ミスである。或いは用兵ミスだ。
その最もたる象徴が打順である。コーズィーの第二次政権には二つの失敗例がある。ひとつは02年に4番に据えた新井貴浩。そしてもうひとつが03年の開幕スタメンに抜擢した福地寿樹だ。いずれも今更いちいちここであげつらうものでもないだろう。この二例は主な例であり、このほかにも打順のミスマッチはそれこそ枚挙に暇がないほどである。
コーズィーは古きよきカープ黄金時代の幻影をいつまでも引きずっているきらいがある。それは決して悪いことではない。だが古葉監督の野球を継承しようと努力すればするほど、緻密な野球とはかけ離れていくところにコーズィーが哀れに、そしてますます滑稽に見えてくるのだ。その証拠にこの4年間でトップバッターをほとんど固定できていない。何はともあれ、1番バッターが不在であることがカープが低迷期を脱却できず、浮上できないひとつの要因であろう。
それでは、今季カープはどのような布陣で戦えばいいのか。繰り返すが、戦力は他球団に勝るとも劣らない駒を揃えているのである。あとは戦い方なのだ。
一番の問題がトップバッターである。
ここ数年、カープのトップバッターを最も多く務めたのはご存知緒方孝市だ。だが、膝の故障以来、盗塁は激減。ここ5年間の盗塁数は一桁にとどまっている。しかし、打率.292は悪くない数字だし、出塁率も.360も悪くはない。このほか、出塁率で選手を選んでいくと.425のラロッカ、.389の嶋重宣らがいるが、トップバッターでの起用はいかがなものか。そこで、昨季、後半戦にトップバッターでスタメンに起用された尾形佳紀を推薦する。今季のオープン戦の成績で25打数9安打、.360の成績は申し分ない。四球を選んでいない点が気になるが、足は滅法速い。二年目の選手を開幕スタメンに起用するのは福地のケースと同様の大抜擢と見る向きもあるが、昨季後半戦1番を打ち、最終的に失速したが充分やっていけるだけの力はあったように思う。
さて二番バッターは嶋重宣だ。昨季前半の活躍は2番での起用から端を発している。1番尾形が出塁し、すかさず、盗塁。嶋は長打力もあるから外野は比較的深めの守備位置につく。シングルヒットで尾形はホームインできる。また、嶋はおっつけるのが上手い。三遊間を狙ったヒットエンドランも期待できる。カープ往年の1,2番、高橋慶彦、山崎隆造を彷彿とさせるコンビとなろう。
そして、もうひとつのミソが7番、新井だ。
古葉野球の要、いぶし銀の木下富雄のように「恐怖の7番バッター」の後継者に彼こそ相応しい。本人もクリーンナップより下位打線の方が気楽に打てるのでは。そういえば、新井の背番号は木下の25を受け継いだんだっけ。
と、いったところで、発表します。
今季カープの理想的打順は
1(遊)尾形
2(右)嶋
3(中)緒方
4(三)ラロッカ
5(左)前田
6(二)福井(或いは木村拓)
7(一)新井
8(捕)倉
9(投)黒田(開幕戦)
さて、いかがなものでしょうか。開幕まであと2週間です。
再び、コーズィーが舞う日を僕はずっと待ち焦がれているんですよ。
カープの戦力は決して他球団にひけをとっているわけではない。過去4年間、4位、5位、5位、5位という成績は断トツで落ちこぼれたわけではなく、ほんの紙一重の競り合いに敗れた末の結果であろうことは、ファンよりもむしろコーズィー自ら感じていることではないだろうか。だからこそ、余計憎たらしくなってくるのだ。
さて、その紙一重で競り負ける大きな要因はコーズィーの采配ミスである。或いは用兵ミスだ。
その最もたる象徴が打順である。コーズィーの第二次政権には二つの失敗例がある。ひとつは02年に4番に据えた新井貴浩。そしてもうひとつが03年の開幕スタメンに抜擢した福地寿樹だ。いずれも今更いちいちここであげつらうものでもないだろう。この二例は主な例であり、このほかにも打順のミスマッチはそれこそ枚挙に暇がないほどである。
コーズィーは古きよきカープ黄金時代の幻影をいつまでも引きずっているきらいがある。それは決して悪いことではない。だが古葉監督の野球を継承しようと努力すればするほど、緻密な野球とはかけ離れていくところにコーズィーが哀れに、そしてますます滑稽に見えてくるのだ。その証拠にこの4年間でトップバッターをほとんど固定できていない。何はともあれ、1番バッターが不在であることがカープが低迷期を脱却できず、浮上できないひとつの要因であろう。
それでは、今季カープはどのような布陣で戦えばいいのか。繰り返すが、戦力は他球団に勝るとも劣らない駒を揃えているのである。あとは戦い方なのだ。
一番の問題がトップバッターである。
ここ数年、カープのトップバッターを最も多く務めたのはご存知緒方孝市だ。だが、膝の故障以来、盗塁は激減。ここ5年間の盗塁数は一桁にとどまっている。しかし、打率.292は悪くない数字だし、出塁率も.360も悪くはない。このほか、出塁率で選手を選んでいくと.425のラロッカ、.389の嶋重宣らがいるが、トップバッターでの起用はいかがなものか。そこで、昨季、後半戦にトップバッターでスタメンに起用された尾形佳紀を推薦する。今季のオープン戦の成績で25打数9安打、.360の成績は申し分ない。四球を選んでいない点が気になるが、足は滅法速い。二年目の選手を開幕スタメンに起用するのは福地のケースと同様の大抜擢と見る向きもあるが、昨季後半戦1番を打ち、最終的に失速したが充分やっていけるだけの力はあったように思う。
さて二番バッターは嶋重宣だ。昨季前半の活躍は2番での起用から端を発している。1番尾形が出塁し、すかさず、盗塁。嶋は長打力もあるから外野は比較的深めの守備位置につく。シングルヒットで尾形はホームインできる。また、嶋はおっつけるのが上手い。三遊間を狙ったヒットエンドランも期待できる。カープ往年の1,2番、高橋慶彦、山崎隆造を彷彿とさせるコンビとなろう。
そして、もうひとつのミソが7番、新井だ。
古葉野球の要、いぶし銀の木下富雄のように「恐怖の7番バッター」の後継者に彼こそ相応しい。本人もクリーンナップより下位打線の方が気楽に打てるのでは。そういえば、新井の背番号は木下の25を受け継いだんだっけ。
と、いったところで、発表します。
今季カープの理想的打順は
1(遊)尾形
2(右)嶋
3(中)緒方
4(三)ラロッカ
5(左)前田
6(二)福井(或いは木村拓)
7(一)新井
8(捕)倉
9(投)黒田(開幕戦)
さて、いかがなものでしょうか。開幕まであと2週間です。
再び、コーズィーが舞う日を僕はずっと待ち焦がれているんですよ。
ブログを始めて間もないもので、初TBに驚きつつも、感激しました。
記事、興味深く読ませていただきました。
野球に関してもカープについてもまだまだ
知識の浅いひよっこですが、私も「コーズィー」
が胴上げされ、高く舞う日を心待ちに
応援していきます。
そういえば、石原は怪我しちゃったんでしたっけ?
去年はせっかくレギュラーになったのに。ドラフトのときに名前が売れていたから去年はやっときたかと思っていたのですが…。
トップの尾形は今のところ適任ですね。ん?東出はいずこへ…(笑)
緒方は本当に怪我が悔やまれる選手ですよね。全盛期の成績を維持できたら、球団史上最高のトップなんですけどね。
私が考えるカープの再建案は、なんといっても我慢して投手をなるべく使わないことです。毎年若手投手がバテてますからね。
そこで、解雇寸前の投手を一年間投げさせまくり、有望な若手には程よい機会を与えて育成します。そうすれば若手を潰すことなく育てられます。酷使する役も、どうせ解雇寸前なのだから一年使って潰しても同じようなものです(笑)
どうでしょう?
確かに投手の無理使い、ごもっともです。山内、沢崎、小林幹、みんな酷使です。
やっぱり、野球は面白いですよ。