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居酒屋さすらい 0915 - センベロの憂鬱 - 「立飲み屋 づめかん 行徳店」(市川市行徳駅前)

2015-09-30 00:13:42 | 居酒屋さすらい ◆立ち飲み屋

「づめかん」の浦安店を出て、ボクは東に向かった。

立ち飲みラリーの東西線編の再開である。立ち飲み屋のない南行徳を過ぎ、ボクは高架沿いを歩いた。

東西線は地下鉄だが、西葛西から東は地上を走る。浦安から南行徳、南行徳から行徳。東に行けば行くほど、その傾向は強まる。

南行徳~行徳間は、ほとんど店も皆無である。ボクはほぼ20年ぶりに、その高架沿いを歩いたのだった。

20年前との違いは、自転車の専用レーンができたことくらいだった。

 

行徳にも、「づめかん」があるという。

その店も簡単に見つかった。

高架のメトロセンター2階。ボクは階段を昇り、店に入った。

この日は「づめかん」のはしごである。

 

行徳店は、やけに汚い店だった。

いや、浦安店がきれいすぎたというのもあるが、それを差し引いても、行徳店は汚すぎた。そして荒れ果てているといってもいい。

年季の入った大衆酒場を装って、わざと無造作に汚い店舗を気どる店があるが、この行徳の立ち飲み屋は、明らかにだらしないが故の汚さである。

床がべたべたしている。テーブルも汚い。そもそも、店内が暗い。

客は男ばかり。浦安店は女性もいたが、行徳店はじいさんばっかりである。

 

ホワイトボードのメニューを見た。

「揚げギョウザ」が100円、「ヤミツキめんま」が150円とある。

おや、浦安店とメニューが違う。店の切り盛りは店長の権限にゆだねられているのか。

ビール風飲料も、行徳店は「アサヒ クリア生」(250円=当時)である。もしかして仕入れも店長権限なのかも。これはすごい。チェーン店だから、本部の一括仕入れだとばかり思っていたが、そうではないらしい。すると、これは暖簾分け制度なのかもしれない。

 

ボクは上記の2品をオーダーした。

この3品で400円。

「チューハイ」はやや濃いめ。小岩の「くら」よりもジョッキが大きいので、お得感がある。氷は多いが、この値段ではそれも文句はいえない。

結局、「チューハイ」を2杯ほどおかわりした。

そして、今度は焼きものにもチャレンジしてみた。

「ねぎま」「ささみ」「レバー」。3本で250円。

〆て950円。

 

焼きものは特筆すべきものはない。焼き台はガス。

安価に飲めるというメリットだけの店だ。

浦安店の記事でも書いたが、「たきおか」や「晩杯屋」のようなワクワク感がない。それは恐らくメニューの乏しさからきているような気がする。

そして、このばっちさ。

安価さに、もうひとひねりの工夫がほしい。

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