成田に行った折には、必ず「までい」に立ち寄ることにしている。初めてお店に入ったボクでも、気軽に話しかけてくれた「までい」の店主ぷりんさん。東京の喫茶店ではそんな風に受け入れてくれたお店はない。
もっとも、いちいち話しかけられるのを嫌うお客さんもいるから、話しかけは良いとも悪いともいえない。でも、やっぱり話しかけられるのは嬉しいものである。
大学で学んでいたとき、教育コーチに居場所の研究をしていた人がいた。居場所は人の心理に重大な影響をもたらす。例えば、家庭の中にあって、家族の構成要員はそれぞれが自分の居場所を持ちうるし、会社でも同様である。それは、物理的な場所もさることながら、心の中にある場所の両面があると思う。
喫茶店はその居場所そのものだと最近よく感じるのである。もっとわかりやすくいえば、自分が肯定される場所が、自分の居場所なのではないだろうか。場所は物理的な空間だけれど、人が居たいという場所は、自己肯定されるところなんだと思う。
「までい」のぷりんさんは、確かこんなことを言っていた。
お店を「人が集まる場所にしたい」と。その姿勢がいいのである。
今年の夏も強烈に暑かった。ぷりんさんはお元気だろうか。
おいしいプリン、ごちそうさまでした。
手作りのプリンてなかなか食べる機会がなくて。濃厚な味の濃厚な食感。そのプリンは笑顔一色。
そうそう、「ミルクセーキ」もごちそうさまでした。
長崎県ご出身のぷりんさんが作る「ミルクセーキ」。なんと、長崎の「ミルクセーキ」はアイス状の固体。多分、成田でこれを食べられるのは「までい」しかないんじゃないだろうか。
いつも、何かしらごちそうしていただいて、何かお礼をしたいと思っているのだけれど。
コーヒープレスで淹れる抜群においしいコーヒーとぷりんさんの作るスイーツを目的に、「までい」を訪れたら、それが一番のお礼になったりして。近いうちにそれが実現したらいいなって思う。
ボクの中の居場所。それは特別な場所。
「までい」はボクにとっての大切な居場所のひとつである。
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