■居酒屋放浪記NO.0189 「立ちのみ ちょいのみてい 横浜処」
■居酒屋放浪記NO.0190 「八起」(北区赤羽)
■居酒屋放浪記NO.0191 「小料理 都」(敦賀市中央町)
■居酒屋放浪記NO.0192 「大衆居酒屋 まるよし」(北区赤羽)
■居酒屋放浪記NO.0193 「郷土料理 おいどん」(新宿区西新宿)
赤羽ダービーといったところだろうか。
「八起」と「まるよし」。どちらが、5月6月の月間アワードに輝くのか。そしてどちらが、アワード2008への階段を昇るのか。
選考は困難を極めた。どちらも甲乙つけがたいからである。雰囲気、酒と肴の種類、応対、どれをとってもアワードに選ばれて遜色ないお店だ。ただ、「まるよし」はわたしのオーダーを間違えて出した痛恨の失策があった。しかし、それを差し引いても両者の評価はほぼ互角だといえよう。
雰囲気はどちらも大衆酒場でかしこまっていない。酒肴の種類の豊富さ、値段ともに両者は仕入れから品物の品質、そして調理に至るまでぎりぎりの企業努力をしている伏が見受けられる。その姿を決して大衆居酒屋と侮ってはいけない。
さて、ひとつだけ無理矢理差をつけるのであれば、「煮込み」であろうか。
「八起」の「豚モツ煮込み」と「まるよし」の「煮込み」。
微妙だが、後者の方に深い感動を味わった。
それは、インスピレーションのようなものであり、また体調やその日の空腹度合いなどコンディションで左右されるあやふやなものなのだが。しかし、後者の「煮込み」に感銘を受けた事実に変わりはない。従って、薄氷ながら、「まるよし」を月間アワードに推す。だが、本音は両者同点としたかった。
結果的に赤羽ダービーは「煮込み」対決のサドンデスで決したが、この勝負は「煮込みオブ・ザ・マンス」選考そのものだったといえよう。
個人的には、横浜「ちょいのみてい」の塩味「煮込み」も好みなのだが、如何せん化学調味料がふんだんに使われている状況を看過できるものではない。
だが、最後にこれだけは言いたい。赤羽におけるモツ料理は相当のレベルだ。「まるよし」「八起」とも実に甲乙つけがたく、その深い味わいは両者に太鼓判を押す。
5月6月の最高の肴を選出する「MV一品」。やはり、これも赤羽ダービーとなった。
「八起」の「チャーメン」VS「まるよし」の「きゃべ玉」。
どちらも、各店の看板商品だが、これはあっけなく雌雄を決した。
「きゃべ玉」はやや淡泊。その淡泊さがいいともいえるが、どの酒にも順応して酒を進ませてくれるのが、前者。カウンター向こうの厨房でベテランのお父さんが一生懸命作る姿を見ていると、カウンターの誰もがきっと「チャーメン」を頼みたくなることだろう。
5、6月の至高の一品は「八起」の「チャーメン」だ。
■ビール会社のシェア。
-5・6月単月-
サッポロ 1軒 50%
キリン 1軒 50%
(注:対象となった店舗は2軒)
-今季通算-
アサヒ 6軒 33.3%
サッポロ 5軒 27.8%
サントリー 4軒 22.2%
キリン 4軒 22.2%
(N=18軒)
何故か、ビールを飲まずに酎ハイにいった店が2軒。そして、日本酒にいった店が1軒ということもあり、ビールシェアの対象は僅か2軒となった。
キリンが久々ポイントをゲット。
混戦模様です。
スタートダッシュがよかったサントリーも気付くと最下位タイに。
頑張れモルツ!
■「立ち飲み部門」
5月、6月で立ち飲み屋に入ったのは、僅か1軒。
立ち飲み好きのオレには考えられないことだ。
1軒だから、選びようもないが、要はこの店をアワード2008にノミネートしていいか、という問題だ。
結論から言おう。
「ちょいのみてい」を5・6月の立ち飲みアワードとする。
理由は、美女揃いのお店という不純な理由なのだが、それを差し引いても同店は頑張っていると思う。
ほとんどが、手作りという酒肴。店内は清潔で、店の女の子たちも元気いっぱい頑張っていた。
こういうお店が、御徒町にもあればいいのだが…。
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