あるクイズバラエティを家族で見ていたら、問題に息子が答えた。
「カヌレじゃない?」
すると、かみさんも娘も、「あ、カヌレだね」という。
「カヌレ?」
何それ?
初めて聞く言葉だった。
恐る恐る、かみさんにきいてみた。
「カヌレって、何?」
「お菓子の名前だよ」という。
「知らないの?」とまでいう。
聞いたこともないから、「知らない」と答えた。
後でこっそりと調べた。
フランスのボルドー地方伝統の菓子らしい。ギザギザの型で焼いたケーキっぽいお菓子。カヌレとは「溝のついた」という意味らしい。
へぇ。
かみさんが言うには、菓子の表面にチョコレートをコーティングするのが一般的という。そして、最近またこのカヌレがブームになっているようだ。そんな折、そのカヌレをいただいた。しかも手作りだという。
人生53年目。手作りのカヌレをいただいたのは初めてのことである。
チョコのコーティングはなく、白い表面のカヌレ。トップにはくるみが乗っかっている。可愛らしく、見栄えのいいカヌレだった。見た目が白いから、メレンゲのスフレに似ていると思ったが、食べてみるとしっかりしたボディだった。バニラエッセンスが効いていて、なるほどうまい。
本ものがどういうものか知らないので比べようもないけど、甘くないし、大人の味わい。
初めていただいたカヌレが手作りというのもラッキーだ。
世界には、本当にいろんなお菓子がある。
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