前回訪問から、僅か3ヶ月弱。「一年に一回行こう」という家族内の取り決めはすぐさま反故になり、まさかの再訪。
回転しない寿司屋、「魚べい」。
前回は現金2万円を握り(握りだけに)しめ、「ガンガン食べよーぜ」と呼びかけたのに、まさかの7,777円。「今度はもう少し、食べよーぜ」と1万5,000円を財布に忍ばせてきたのだが、子どもらのテンションは下がっていた。やっぱり、寿司屋って、たまに行くからいいんだと思う。
激混みのバスで前席に座っていた外人さん家族と我々がともに停留所で降りたら、彼らも「魚べい」に入って行った。こんな田舎に南米系の人たちが住んでいるのも驚きだったが、まさか寿司屋に行くためにバスに乗っていたとは。
時間は11時半。ぽつりぽつりとお客さんはいるが、まだまだ席には余裕がある。だが、あと30分もすると、途端にお客さんが増え、列までなす。僅か2回目の訪問だが、既にパターンは読めていたし、その通りになった。
席について、かみさんは「生ビール」、自分は「冷酒」からスタート。いつの間にか、自分の預かり知らぬところで、2本以上の酒を飲んではいけないルールが作られたため、今回はたちまち「冷酒」作戦をとったのだ。こうして着々とイビキング包囲網が形成されていく。
さて、飲みものをオーダーした後は、タッチパネルで握りをオーダー。自分とかみさんはえんがわから。息子は赤身、娘はサーモン。しかし、サーモンてなんなんだ? 鮭(しゃけ)だろ、鮭。なぜ、生食になるとたちまちサーモンになるのか。ファミレスのご飯は、なぜかライスになるし。日本人なら、ご飯と言えよ。ご飯と。そして、サーモンだって、鮭といえばいいのだ。もし、英語を使いたいのなら、イクラはハウマッチと言えばいい。え? ハマチと間違えるって?
自分の場合、握りはほぼ、えんがわと赤身しか食べない。
マグロでも大トロは苦手だし、中トロすら好まない。あくまで赤身。かみさんはえんがわと鯵が中心だ。それでも、今回かみさんは鰆を頼んでいた。魚編にスプリング。
前回、子どもは娘が12皿を平らげたが、息子は11皿とどまった。
自分の記録を超えろ! と激をとばし、息子は「余裕」と言ったものの、記録の3分の1にも届かなかった。さて、今回は、と思いきや、今回は娘ともに辛うじて10皿だった。ちなみ前回、息子は〆にラーメンを食べていたが、今回は好物のラーメンにも辿りつけなかった。
お会計は前回よりも1,000円ほど下回る。予算の半分にも届かない。
自分が回転寿司36皿の記録を樹立したのは22歳くらいの頃。まだまだ息子は胃袋が拡張していくだろうから、これからに期待。
ちなみに自分もかみさんも8皿で終了した。
まず、鮭と呼ばれるのは天然の海水魚で、大型のものが多く、故にアニサキスがいる可能性が高いため、生食には向いておらず、加熱必至。焼き鮭とかちゃんちゃん焼きとかになるやつだね。
一方のサーモンは、生食可の淡水魚のマス(トラウトサーモン)、もしくは、海水魚だけけど管理されて養殖され、生食可なアトランティックサーモンと言われる鮭だ。ノルウェーサーモンとかの商品名で売られてるやつだね。
つまり、便宜上わかりやすいように、生食可なものを「サーモン」、加熱が必要なものを「鮭」と呼ぶようにしているようだよ。
ちなみに、更に詳しいページを見ると、川にいると鱒、海に行って鮭とか、海にしかいないのに鱒とか、すげえややこしい。
今みたいにDNA鑑定とかないし、姿形が似てることも多いから、昔の人も混乱してたみたいだよ。
輸入もののノルウェーサーモンとかが生食できるって入ってくる前は、日本でも鮭を生で食べる文化なんかなかったもんね。
だから師の認識は間違いではない。サーモンって言ってるけど管理養殖することで生食可なトラウト(鱒)化してるわけだしね。
多分トラウトって言うよりサーモンのほうがお高そうだから命名する時にそうしたんだろうね。ほか弁のシャケ弁が実は鱒弁だったりするのと同じだね。
長野県の信州サーモン、上大岡(ご一緒しましたね)で刺身で食べました。
甲斐国の富士の介、これの刺身はF山温泉の定番です。
群馬県のギンヒカリは未だ食べてないのです。
海が無い3県が頑張って(張り合って?)おります。
そうだったか。知らなかったよ。
てっきり、カッコつけでサーモンて言ってると思ってた。
レストランに行くと、何故かご飯がライスと呼ばれるみたいな。
鮭って、何故淡水と海水の両方で生きれるのか、すごく不思議。
ジャンさん。
正直、川魚の刺身って未だに半信半疑です。
赤羽の鯉の洗いは言うほどおいしくないし。
ジャンさんが泊まられる宿のお料理はすごいものばかり。普段の酒場では味わうことはできません。
海なし県も頑張ってますね。