幕張も寂れたもんだなと思う。
ワールドビジネスガーデンにも飲食店が少なく、大衆酒場は皆無。この街で飲む場所と行ったら極端に限られてしまう。
東京新都心として期待されたほどの働きはしていないと思う。
09年の東京モーターショーも不景気なこと著しかった。輸入車メーカーはほぼ全滅。もうモーターショーの役割も終わったかなと思ったら、11年からは東京ビッグサイトに会場を変更するとの報。
幕張の存在感はますますなくなってしまうのではないかと、心配な元千葉県人なのである。
さて、そのモーターショーの帰り道、どこに行こうかと考えるのも面倒臭くなって、駅前のプレナの上階に行けばなんとかなるだろうと、エスカレーターをのぼっていくと、だだっ広い吹き抜けの、悪く言えばスカスカ感のある店に出た。
「アイリッシュパブ」と書いてある。
なるほど、ダーツやビリヤードが設備されており、遊びながら飲めるという趣向の店だった。
客はまだ誰もあらず、ひどく殺風景な中をひとりぽつねんと座りながら、ギネスを1パイント(900円)を頼んだ。
しかし、5分待って出てこないのに痺れをきらし、「まだですか」と尋ねると、「今運んでいます」という。振り返ってみると、向こうに見える店からちょうど店員が運んでくるところだった。
ははぁ、本当の店は向こうだったようだ。
ここは、遊びながら飲める離れみたいなところのようだった。
別に遊ぶつもりもなかったから、「あっちに移動しますよ」と母屋の方へ移ることにした。
母屋は豪華絢爛、きらびやかでシャンデリアが吊されており、なかなか派手な店構え。BGMはトランペットのジャズ。客はまだ2人組みのみしかおらず、店内は寂しい。
カウンターに座ってギネスを飲んだ。
つまみはもちろん「フィッシュ&チップス」だ。
Mサイズが700円。メニューにはこのように書かれている。
「鱈にキルケニーと厳選したセモリナ粉を使用しフリッター」。
うんうん、うまい。
ギネスに抜群に合うのは、これしかない!
ギネスを飲み干して、次に「キルケニー」(900円)を頼んだ。
名前は聞いたことがあるが、実際に飲むのは初めて。本国ではもうほとんど醸造されていないというが、何故に「樽生」がここで飲めるのかはちょっと分からない。
琥珀色のビールが出てきた。
見たところ「エール」のようである。
口に含んでみると、やはりそれは「エール」だった。ギネスを飲んだ後だと、その味の薄さが際立ってしまうが、ギネスと同様口に含んだ香りがよく、香ばしい。
なにしろ900円もするから、チビチビと飲んでは「うまいなぁ」と嘆息してしまった。
「キルケニー」の「樽生」が飲めるだけでも、貴重な店といえるだろう。
だが、この店、金額は総じて高目。
だって、「ギネス」と「キルケニー」を各1パイント頂くともう1800円になってしまうのだ。
なんと贅沢なのか!
さらば!幕張!
だが、「キルケニー」を飲みに行くだけでも、この店は絶対価値があると思う。
ワールドビジネスガーデンにも飲食店が少なく、大衆酒場は皆無。この街で飲む場所と行ったら極端に限られてしまう。
東京新都心として期待されたほどの働きはしていないと思う。
09年の東京モーターショーも不景気なこと著しかった。輸入車メーカーはほぼ全滅。もうモーターショーの役割も終わったかなと思ったら、11年からは東京ビッグサイトに会場を変更するとの報。
幕張の存在感はますますなくなってしまうのではないかと、心配な元千葉県人なのである。
さて、そのモーターショーの帰り道、どこに行こうかと考えるのも面倒臭くなって、駅前のプレナの上階に行けばなんとかなるだろうと、エスカレーターをのぼっていくと、だだっ広い吹き抜けの、悪く言えばスカスカ感のある店に出た。
「アイリッシュパブ」と書いてある。
なるほど、ダーツやビリヤードが設備されており、遊びながら飲めるという趣向の店だった。
客はまだ誰もあらず、ひどく殺風景な中をひとりぽつねんと座りながら、ギネスを1パイント(900円)を頼んだ。
しかし、5分待って出てこないのに痺れをきらし、「まだですか」と尋ねると、「今運んでいます」という。振り返ってみると、向こうに見える店からちょうど店員が運んでくるところだった。
ははぁ、本当の店は向こうだったようだ。
ここは、遊びながら飲める離れみたいなところのようだった。
別に遊ぶつもりもなかったから、「あっちに移動しますよ」と母屋の方へ移ることにした。
母屋は豪華絢爛、きらびやかでシャンデリアが吊されており、なかなか派手な店構え。BGMはトランペットのジャズ。客はまだ2人組みのみしかおらず、店内は寂しい。
カウンターに座ってギネスを飲んだ。
つまみはもちろん「フィッシュ&チップス」だ。
Mサイズが700円。メニューにはこのように書かれている。
「鱈にキルケニーと厳選したセモリナ粉を使用しフリッター」。
うんうん、うまい。
ギネスに抜群に合うのは、これしかない!
ギネスを飲み干して、次に「キルケニー」(900円)を頼んだ。
名前は聞いたことがあるが、実際に飲むのは初めて。本国ではもうほとんど醸造されていないというが、何故に「樽生」がここで飲めるのかはちょっと分からない。
琥珀色のビールが出てきた。
見たところ「エール」のようである。
口に含んでみると、やはりそれは「エール」だった。ギネスを飲んだ後だと、その味の薄さが際立ってしまうが、ギネスと同様口に含んだ香りがよく、香ばしい。
なにしろ900円もするから、チビチビと飲んでは「うまいなぁ」と嘆息してしまった。
「キルケニー」の「樽生」が飲めるだけでも、貴重な店といえるだろう。
だが、この店、金額は総じて高目。
だって、「ギネス」と「キルケニー」を各1パイント頂くともう1800円になってしまうのだ。
なんと贅沢なのか!
さらば!幕張!
だが、「キルケニー」を飲みに行くだけでも、この店は絶対価値があると思う。
このままだと千葉ロッテもまたどこかへ行ってしまうのではないかと最近思うところです。
モーターショーの話は、前々知事の沼田氏のときから出ていましたが、政治力でなんとか幕張で継続でした。
やっぱ、輸入車メーカーが軒並み出展しなかったという事態は重く、心機一転という機会としては自工会も絶妙のタイミングだったのでしょう。
結果的に晴海の目の前に戻ってきたということで、来年はビッグサイトの近くで酒場を探して彷徨うことになりそうです。