「イエロ」を出て、「太白楼」へ。
怪鳥の進言でラーメンを食べに店に向かう。17時過ぎに店に着いたが、お客さんは一人もいなかった。
カウンターに座り、「梅割り」(550円)と「餃子」(350円)をオーダー。「梅割り」と言っても、キンミヤと梅シロップのあの飲みものではない。焼酎水割りに梅干しが入ったものである。これがかなりの飲みごたえだった。焼酎は濃く、梅干しは実が大きい。一言で言えば、うめ〜のだ。
お母さんと、恐らく息子さんの二人三脚。BGMはNHK第一の大相撲中継。まるでちばてつやさんの漫画の世界。
大相撲中継で、正代関が勝利した一番をお母さんが息子さんに解説を求める。すると、息子さんは優しくお母さんに平易な言葉でその取り組みを語ってあげるのだ。
さて、「餃子」後の展開をどうするか。
あの抜群にうまい「炒飯」にするか、それとも怪鳥に進言された「ラーメン」にするか。とりあえず、もう一杯「梅割り」をいただいて考えるか。メニューをよく見ると、「ラーメン」は「らぁめん」となっている。しかも値段は500円。安すぎだろ。
しかし、この「梅割り」が本当にうまい。これなら、〆じゃなく、一軒目からもう酒場感覚で、「太白楼」を訪れてもいいくらい。
悩んだ末、〆は「らぁめん」にしたのだが、これがまた絶品だった。
素朴であり、また優しい味わいの懐かしい「ラーメン」。自分がラーメンを好んで食べなくなったのは、ごてごてと様々な高級食材に彩られ、ラーメンがラーメンらしくなくなったのも一つの要因。いや、それも食のあるべき姿だから否定はしない。でも、安くシンプルにラーメンはおいしく食べたいというのが自分の本音だ。
500円の満足感は予想以上。完成しきったラーメンの形。何も足さず、何も引かないとは、まさにこのこと。
「太白楼」で良かった。
一年に一回か二回、蔵前を訪れる。立ち飲みから、「太白楼」に流れる勝利の方程式。これからはもうこれでいく。
この店のラーメン、ルックスが素晴らしいです。
黒々とした昭和のメンマがいいですね。
自分で開拓したお店よりも怪鳥から教えてもらったお店ばかり行ってます。この「太白楼」もそのうちの一つです。
最近はあまりラーメンを食べなくなりましたが、やはりルックスがあるんですね。
やっぱり、中華のラーメンの方が安心します。
カバン持って入ってくる人は、ほんの一握りで、大体そういう人はチャーハン頼んでるな。
ほんと、このラーメンは安くて旨いと思います。
麺はあんまり特長が無いけど、地元の有名製麺所の開花楼のものです。子供のころはラーメンって必ずこうだったよな~、という懐かしさがあるよね。
混雑時にスマフォいじってると女将さんに注意されることがあるので気を付けよう!
そうそう、昔のラーメンなんだよね〜。それが郷愁を感じさせます。
お酒の濃さもグッド。
お母さんに叱られるのも、今ないよね。
今度、いつ行けるかな。