「三匠の句碑」を見た後、しばし浅草をさすらった。
六区を徘徊し、適当なところでホッピーを飲もうと思ったが、どうにも食指が伸びない。「水口食堂」に入ろうとしたら、大勢の客がちょうど入店しようとしたところだったのでやめた。その後、東武浅草駅の周囲を歩いたところでエネルギーが切れた。
「もうどこでもいいや」。
そうして見つけたのが、「扇屋」。正直、冴えない店だなと思ったが、とりあえずホッピーはありそう。今日はもうくたくただから、店に入った。時刻はちょうど17時。手前の長椅子に腰掛けた。オーダーはタブレットで。これもいけ好かないが、もう仕方がない。
「ホッピー」白、495円。税抜き。500円以内ならまだいいか。
だが、ホッピーと共に枝豆が出てきた。自分は進んで枝豆を頼んだりはしない。言わずもがな、これはお通し。後でレシートを見たら352円も徴収されていた。
いや、お通しが全て悪とは思っていないが、枝豆はないだろう。こんなの芸がなさすぎる。
つまみをチョイスしようとタブレットのメニューをあれこれとみるが、なんだか食べたいものがない。仕方なく、「ポテトフライ」(329円)でお茶を濁す。メインは串焼きなのだが、これもなんだか冴えない。
「ねぎ間」(176円)。
「扇焼き」(198円)をタレで。
「扇焼き」とは恐らく、通常の鶏ももだろう。何故、「扇焼き」と称しているかは不明。
17:30を過ぎてお店は急速に混雑してきた。大体がグループ客。中には自分のような一人客もいたが、おおよそ4.5人グループが多い。そういう酒場なのである。日本語が喋れないと思しき西洋人のカップルも入店してきた。タブレットの英語ボタンを押して、彼らは生ビールと串焼きをオーダーした。妙に手慣れている。
円安の日本は西洋人にとってパラダイスだろう。ニューヨークで家族4人てラーメンを食べ、そのうち大人が生ビールを1杯ずつ飲んで130ドルという物価の米国人にとって、生ビールが4ドルしないという日本。米国人にとって東京は最高だと思う。
串焼きにあまり感動を覚えなかった。
「やきとりの扇屋」というくらいだから、よほどの自慢メニューだろうと意気込んだが、肉もボリュームもたいしたことはなかった。秘伝の奥義でもあるのかと思ったのは、こっちの勝手な妄想。
「ホッピー」の「中」は248円。税抜きねのだが、一応、セットと「中」2杯で1,000円以内に収まった。これは、ぎり及第点かしら。
散々歩き回ってこんなかよと、思いっ切り徒労感。仕方ない。こんなこともあるさ。さ、次行こう!
冷凍ですかね。タダ(無料)でも要らないですね。
おとおしは店の料理に期待を持たせるものでなければ出す意味ないですよ。
これ古いネタで7月中旬のものです。なので冷凍ではないと思います。
お通しの枝豆でテンションだだ下がりですよ。