雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

新コマコレクタ初撮りはバラ星雲

2013年03月06日 | 機材
昨夜は、ほぼ一ヶ月ぶりに撮影する事ができました。
GPV気象予報では、薄明終了と同時に撮影開始できるような雲予報だったのですが・・・
明るい内から設営していたのに、まともに星が見えてきたのは午後9時半頃になってからでした。

昨日のブログに書いたとおり、インフルエンザが完治していなかったため、
からだにやさしい天体撮影」を心がけたのですが、結局月が高くなった4時前まで撮影し
ほぼ徹夜と同様になってしまいました。

撮影対象は下弦の月の出から、欲張らず以下の2つとしました。
(1)ばら星雲 クローズアップ(いっかくじゅう座)・・・R200SS (f=800mm F4)
(2)M81&M82 クローズアップ(おおぐま座)・・・R200SS+Canon1.4X (合成f=1,120mm F5.6)

それと、覚えておられるでしょうか?
先日、R200SS用に購入したバーダープラネタリウム社の新型コマコレクタMPCC MarkIII 。
これを今回始めて使用してみる事にしました。

ばら星雲 クローズアップ(いっかくじゅう座)  2013. 3. 5 21h25m~ VixenR200SS(f=800mF4.0) バーダーMPCC MarkIII
300sec×15枚 ISO1600 SEO Cooled60D(冷却オフ) EM-200USD赤道儀 LPS-P2 FIL ガイ゛イドスコープGS-60 OrionSSAG PHDガイディング


(下部のカゲリ部分をトリミングしてあります。)

トリミング前の画像⇒
*60Dの撮影画像の下端のカゲリはNFD望遠レンズ撮影時にも出てしまいます。
 手持ちのKissDXの場合は、ミラーはね上がりの干渉用スポンジを切り取って解決したのですが、
 60Dにはスポンジがありません。(カゲリは画像処理を強めにおこなった場合に目立ってきます。)
 今のところ、トリミングで切り取るしかなく困っています。

さて、肝心のバーダープラネタリウム社の新型コマコレクタMPCC MarkIIIの検証ですが、
1回の撮影結果だけでコメントするのがこわいので、皆さんで撮影画像を見て判断してください。

1.バーティノフマスク(手製)画像の比較 
  
(左)バーダープラネタリウムMPCC MarkIII (右)ビクセン コマコレクタ3  
 *両方共R200SSで撮影しているが、星は別で撮影時の高度も異なる。

2.撮影画像のエリア別の比較   (クリックで拡大)
 ・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・各画像のエリアは、見た目どおりで
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   [左上]  [右上] 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・      [中央]
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   [左下]  [右下]   となります。
又、各エリア画像の
 (左半分)MPCC MarkIII R200SS 5分 × 1 (右半分)ビクセン コマコレクタ3  R200SS 10分 × 1
それぞれの全体画像は以下を参照 (クリックで拡大できます。(ただし30%縮小掲載) )
  
(いずれも、Cooled 60D 1枚のRAW画像をJPEG変換しただけです。色合いはLPS-P2 FILの特性によるものと思われます。)


 残りの M81&M82 クローズアップ は画像処理が終わったらお見せします。

*1年後にも比較検証を行っていますので、こちらも参照願います。
 

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今はまだ雲がありますが、「GPV気象予報」では今夜も撮影できる
可能性が高いため、心の準備だけしておきます。
そのときは「からだにやさしい」天体撮影に心がけます。

・・・・・雲上くもがみ
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コメント (2)
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