雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!
(初めての方は、前の記事も参照ねがいます。)
新しく購入したノートパソコンでも、コンポジットで異常が確認できたという事は・・・。やはり、実装メモリが少なめの時の処理がうまくいっていないのではないだろうか?そこでノートパソコンと同時に購入した増設4GBメモリを、デスクトップパソコンに実装し、8GBで検証してみました。
Cooled60Dの5枚の画像の自動位置合わせ、コンポジット(バイキュービック・σ1以上除外)を画像ファイルも替えて10回ほど実施してみましたが異常は発生しませんでした。
はじめて「ステライメージ7」でコンポジットを含めて、最後まで画像処理を行う事ができました。
「M81渦巻銀河(下) と M82不規則銀河(上)>」 (おおぐま座)
2013. 3.15 21h39m~ VixenR200SS + Canon1.4X(合成f=1,120mmF5.6) バーダーMPCC MarkIII
900sec×2枚、600sec×8枚 ISO1600 SEO Cooled60D(冷却-19℃ 気温0℃) EM-200USD赤道儀 LPS-P2 FIL ガイ゛イドスコープGS-60 OrionSSAG PHDガイディング
M81&M82は3月5日にも撮っているのですが、三脚に足があたって極軸がずれたため、星が流れてしまいました。今回はそのリベンジだったのですが、鏡筒を極軸の西側に傾けて撮影を始めたため、2時間露光前に鏡筒が三脚にあたり、中止せざるを得ませんでした。
今回の検証結果は、『4GBのメモリではパソコンが変わってもコンポジットの異常現象が時々発生していたが、メモリを8GBに増設したら今のところ異常は発生していない。』むろん販売元のアストロアーツにおいても「8GB以上の実装メモリで無いとコンポジット処理の動作は保障しない。」などのコンセプトで開発・販売しているとは思えないので、今回の現象が私の夢・まぼろしで無いならば、近いうちにアップデータが供給されるものと思います。
今回の不具合はわたしの場合、メモリ増設でとりあえず回避できたようなので今後、画像処理に本格的に使っていきますが、検証の中でVer6(6.5)と比較して著しく処理時間が長くなったように感じました。
◆ 5枚コンポジット(σ1除外)処理時間比較 ◆ (わたしのコンポジット方法)ステライメージ6.5・・・基準点指定1分20秒(個人差あり)+ 5枚コンポジット(σ1除外)46秒 合計 2分 6秒ステライメージ 7・・・自動位置合わせ 6分45秒+ コンポジット(σ1除外バイリニア)6分20秒 合計 13分 5秒
「自動位置合わせ」については、「基準点指定」という方法もあるのでいいのですが、コンポジットで「σ1以上除外」はわたしにとって必須です。旧Ver並みのスピードアップを要望いたします。
========================================================アストロアーツさんの方には今回の検証結果も情報提供しておきます。今後8GBでも異常が発生しましたらまた報告いたします。他のユーザの方には異常が発生していないのかな?
深夜にアストロアーツに送ったメール内容を追加掲載します。(10h20m)
あたらしい検証結果について情報提供いたします。デスクトップパソコンのメモリを4GBから8GBに増設したところ、正常にコンポジット処理がおこなわれるようになりました。
本日3月25日付のわたしのブログにも書きましたが、「最低8GBないと動作の保障はしない」なんて事はありませんよね?30年前のゲームプログラマーとしては、仮想メモリの処理に問題があるのでは、なんて思っています。
それと、要望なのですが ステライメージ7は処理が遅すぎます。必要以上に重い処理をさせて遅くしているように見えます。複雑な事をさせて得られるわずかなメリットより、それにより著しく遅くなるデメリットの方が大きいのでは?できましたらこちらの方もアップデータで改善していただけたらと考えております。
雲上(くもがみ)ブログランキング参加しています。← ポチッとお願いします。にほんブログ村========================================================