雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

ちっぽけすぎるぜ!パンスターズ彗星

2013年03月16日 | 天体写真(月・惑星・彗星)
前日のブログで書いたように、15日は春の銀河の撮影を行う前に
「パンスターズ彗星祭り」に参加すべく金谷山スキー場に車で15分の遠征を行いました。
いつもは自宅裏での撮影のため、不慣れな遠征でチョンボしないように午後から準備をはじめたのですが・・
午後4時半頃に出かけましたが、素晴らしい天気でした。
駐車場から見た霊峰米山です。

設営場所は雪の斜面を登りきった像の下です。(西側に峰があり、少しでも高い所へ)

システム90赤道儀、サンニッパレンズをメインに、約30kgの機材を2回に分けて運びました。
設営完了は午後5時半過ぎ。
(この像は、日本にはじめてスキーを伝えた「レルヒ少佐」の像です。)
赤道儀があれば、事前に調べてきた月と彗星の位置から、峰に沈む時間も推測できます。
おおむね、6時45分ころまでは大丈夫そうです。
彗星導入手順としては
(1).カメラをのぞきながら(ライブビューで)月を中心に持ってくる。
(2).月の位置(赤経・赤緯)に目盛り環をあわせる。
(3).彗星の位置(赤経・赤緯)まで赤道儀を動かす。
(ほんとはここで、試し撮りで彗星を確認するのですが、
最後までカメラの液晶モニタでは彗星を確認できませんでした。)
あとは赤経目盛りを現在の時刻に置き換えれば、時刻に合わせるだけで彗星の位置がわかります。

しかし、どうしたわけか何枚撮っても彗星が写ってくれません。
もう少し、暗くなれば見えるだろう。
午後6時半を過ぎたころから回りが暗くなり始めました。
あら、暗くて目盛り環が良く見えない

そこで、大変なミスをした事にきずきました。
懐中電灯はおろか、ペンライトすら持ってこなかったのです!
まずい!このまま暗くなると撤収作業ができなくなる。
おまけに30kgの荷物を持って真っ暗な雪の斜面をおりなければならない。
結局、彗星が沈む15分程前に携帯電話の明かりだけをたよりに撤収しました。

今回もだめだったと思っていたのですが、パソコンで良く探してみたら写っていました。
2013/03/15 18h29m CanonNFD300mmF2.8(F4相当)
1/125sec×10枚コンポジット ISO1600 Cooled60D(冷却OFF)タカハシ90S赤道儀
これではあまりに寂しいので、40枚コンポジットし、トリミングで拡大してみました。
パンスターズ彗星』そんなに、騒ぐほどのものでないと思いますけど・・・
その一方で、春の銀河の方は一晩で初の4時間露光にも挑み、結果が楽しみです。

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今回写っていたので、もう撮ってやらない。

雲上くもがみ
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コメント (2)
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