雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

R200SSタワミ対策費用 736円

2013年06月11日 | それでも星は流れる
ほどほどのところで折り合いをつけて、撮影に専念すればいいのに・・。
短焦点反射鏡筒のビクセンR200SSにわざわざエクステンダーを付けて拡大撮影を行い、
その結果、許容範囲まで抑える事ができた星の”流れ”が、再び目立つようになってしまった。

拡大さえすれば何でも見えてくる訳では無いが、
遥か彼方の撮影対象のため、ある程度拡大しないと見栄えがしないのも事実。
拡大すると、地球の自転による星の流れもハイスピードになり、
銀河は大きく広がる事によりますます暗く、長い露光時間が必要となる。
わたしの場合、撮影に使っているR200SS鏡筒の支持方法が弱く、
自動ガイドで追尾しているにもかかわらず、長い露光時間の間に
徐々にタワミが増し、撮影した星が流れてしまうようだ。

対策としては、鏡筒指示部の強化が正攻法と考えられるので、
 
アリガタ・アリミゾ方式では無く、直接プレートを介してEM-200赤道儀にボルト固定する。
オートガイド用望遠鏡はプレートのサイド側か上部(親亀子亀方式)に載せる。
この対策はガイド鏡筒を取り付けるための加工が必要となるが、それよりも問題は
購入費用が5万円以上にもなり、R200SSの価格を考えると余りに高すぎる!
それに昨年冷却デジカメを購入した事による、小遣い減額も続いており、
この案は無かった事に。

これまでの検証結果カテゴリー それでも星は流れる 参照)では、
南中後に撮影開始した後は、徐々におじぎをするようにタワんでいくようだ。
ジュラプレートにガイド鏡と並列に搭載。  R200SSは1か所で固定している。
(鏡筒バンド上部の木型は、持ち運びしやすい用に標準のビニールバンドを取り外して付けたもの)

横から見るとアリミゾの前後は浮いており、荷重がかかれば支えるものがない!

以前、検証結果のデータから荷重に合わせて、「バネ秤(ばかり)の様にタワむ」としたが、
ならば、バネを押し戻すものを加えればいいのでは?
やってみました。
 
何年か前、「パソコンのプリントだと思ってた。」と言われてから、止めてしまったゴム版画を張ってみました。
これで、流れが半分でも抑えられれば・・ と思ったのですが、
ミクロン単位のタワミがこんな原始的な方法では・・、と思い始め
だめだった場合の、次善の策の検討も行ってみました。
親亀子亀方式で乗っけてみれば、タワんでもガイドで補正できる。
だけど、えらく重心が高くなっちゃうな・・・、   まてよ!
直接、バンド上部のボルトで取り付けたら・・。

ホームセンター ムサシで買ってきました。
ほんとは5mm厚のものが欲しかったのですが、2mmだったため2枚買いました。
2個所穴を追加して開けただけでバッチリ。2枚で736円でした。

2枚重ねで2個穴あけしただけなので、ものの数時間で完成。
 

実際に使ったら問題発覚!」というのはよくある事なので、仮設営までやってみました。
ガイドスコープは鏡筒バンドにあらかじめ取り付けておく。
(固定方法は今までと同じ、アリガタ・アリミゾ方式。)
 
バランスウェイトも余裕で対応。
 
手間も費用もかからなかったが、はたしてその効果は?
検証の機会を待ちたい。
 へ


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工作苦手のわたしには予想外の仕上がり。
当分晴れそうに無いのですが、次回はエクステンダーで検証します。


雲上くもがみ
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コメント (2)
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