雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

延べ露光10時間越え 春の銀河3態(その1 M81&M82)

2014年06月23日 | 天体写真(系外銀河)
春の系外銀河のシーズンも終わろうとしていますが、
今年初めて撮れたものもあり、振り返ればまあまあの成果だったと思います。
そんな中で毎年撮っているメジャーな対象があるのですが、
去年の撮影分と合わせれば総露光時間で10時間を越えたものがありました。

初めて総露光時間10時間越えのコンポジット
その中で今回は

M81&M82銀河 (おおぐま座) 総露光時間 12時間15分(735分)
画像の右サイド上下で欠落がありますが、その理由は下のコンポジット画像一覧を参照。
コンポジットに使用した画像一覧
( 上の方の銀河M82には2014年の画像から超新星が写っています。)

1.4Xのエクステンダーの有無で焦点距離の異なるものをコンポジットしています。
具体的にはエクステンダー画像の方を縮小してコンポジットサイズを合わせています。
(その結果として、コンポジットされない部分が出てきます。)

一般論として、コンポジット(重ね合わせ)によりS/Nやコントラストは向上するが、
解像度は低下すると言われています。
わたしの場合も、今年の画像より追尾精度が悪い昨年の画像を重ねている訳で、
デメリットも当然考えられます。
ただ一枚画像が動画処理した画像にはるかに及ばない事からも、
超多数枚コンポジットにマルチバンドシャープなどの処理を行った時、
どのような成果が得られるのか大変興味深いものがあります。

次回は同じおおぐま座のM101銀河を予定。

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毎年同じメジャーな対象を繰り返し撮っている事に気が付き、
それなら何年越しの撮影画像を重ねてみたら・・
でもこれは同じ機材を長く使い続ける事が条件になります。

雲上くもがみ
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コメント (5)
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