雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

焦って3枚しか使えなかったニックネーム ”針” 銀河(かみのけ座)

2017年05月06日 | 天体写真(系外銀河)
前回記事で ”ニックネームの無い銀河” を狙うといっておきながら
23日夜、2つ目の撮影対象として選んだのは
かみのけ座のニードル銀河の愛称を持つ NGC4565 でした。(スミマセン)

その理由はわたしのお気に入りの銀河であることと、
ちょうど南中を過ぎた時刻で 日をまたいで3時間露光が可能だったこと。

ところが2枚目あたりからPHD2のガイドグラフが暴れ出しました。 
このあと グラフは更に上下に振りきれるほどひどくなりました。
実はPHD2は最新バージョン(V2.6.3)に替えたばかり。
最新バージョンでは 以前できたガイドカメラのピクセルサイズが変更できなかったり、
何が改善されたのかもわからなかったりで(英文での説明はあるのですが・・)
原因もわからず ただオロオロするばかり。
灯火が暗くなるゴールデンタイムが過ぎていく事に焦り、出した結論は・・
PHD2を旧バージョン(V2.4.1)に戻すというもの。
再インストールに30分ほどかかり、再び撮影開始。
ところが撮影画像を確認しようとcanonDPPを操作すると、ガイドカメラの接続が切れてしまいます。
電源供給のUSB-HUBに替えてからは起こっていなかった現象です。
仕方なしに撮影画像の確認なしで撮る事にしました。
その結果 予定していた3時間でまともな画像は3枚だけ。

前置きが長くなりましたが、 総露光時間1時間の画像です。
NGC 4565 ニードル銀河 (かみのけ座)
(  画像クリックで 元画像の30%まで拡大表示できます  )
(  が北の方角 )
撮影DATA : 2017/4/23 22:54’~  Vixen VC200L+レデューサー(合成f=1,278mm F6.4 )
露出 20分 × 3枚 ISO 3200 LPS-P2FIL Cooled 60D (冷却 オフ 10℃)  タカハシ EM-200 Temma2M
マイクロガイドスコープ 60 ToupCam PHD2Guiding ステライメージ7
撮影終了は01:55’。撮影開始から3時間が経っています。
銀河部分のトリミング画像です。
たった3枚でも 私がこの銀河を好きな理由は伝わるのでは・・ ( まさに The ” 宇宙 ” )

結局、ガイドが暴れて”没”になった2枚目を撮影中のおりおんショットです。
( 画像クリックで星座線入りで表示 )
4月23日 23時15分頃 30秒露光×7枚 ISO1600 kissDX(SEO-SP2)

この後は既に掲載済みのジョンソン彗星 を薄明まで撮影しています。
その時にかたてまで撮った南天の天の川です。
透明度が良ければ 自宅からでももう少しましな天の川が写せます

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4日に撮った上弦を過ぎた月です。
「直線の壁」が朝を迎えています
画像クリックでどーん と拡大してご覧ください
動画でのモザイクもやったのですが、シィーング不良で掲載をあきらめました。

雲上くもがみ
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コメント (2)
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