雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

さんかく座銀河 中心部(C11鏡筒開眼 !? その3)

2024年11月10日 | 機材
3日夜は久しぶりに徹夜で撮影できました。
C11鏡筒で撮った3タイトル目は おなじみのさんかく座 M33銀河でした。

レデユーサー付けても焦点距離1,764mm、 まさに見かけの小さな対象を撮るには
うってつけなのですが、コンパクト銀河群のステファンの5つ子は小さすぎました。

撮影中にもそれがわかって、
次に選んだのが 銀河の腕が入りきらなかったM33だったという訳です。
( 先月20日夜に撮った画像が月明りでひどすぎたので、リベンジの意味もあります )

さんかく座の銀河 M33 (NGC 598)
( 元画像の60%縮小画像 わずかトリミングあり )
( 画像の上が 北の方向になります )
撮影DATA : 2024/11/ 3 23:18’~24:36’ Celestron C11+Red(F6.3)(合成fl=1,764㎜)
露出30秒 × 128枚 (総露光64分) Gain400 Offset 8 UV・IRカットフィルター ASI533MC Pro(冷却-10℃)
タカハシ EM-200 Temma2M(*ノータッチガイド) ステラショット3(導入・撮影) ステライメージ9(画像変換・トーンカーブ)
*ダーク減算処理のみ実施しています

まだ作品づくりを狙ったものではなく、C11鏡筒の能力の検証する段階のため
カテゴリーは ”機材” にしています。

今回も過去に撮った画像と比較する事により、その能力を検証してみます。

昨年2023年 同じASI 533MCカメラで撮った2夜分の M33銀河です。 ↓
(  の枠内が今回の撮影範囲です )
撮影DATA(抜粋):2023/ 9/25 6分×24枚 + 2023/12/ 8 3分×39枚 R200SS+コレクターPH(合成fl=760mm) ASI 533MC
この画像を掲載したブログ記事は こちら ⇒ さんかく座M33銀河 (リベンジか、追加露光か? その3) 2023/12/27

今回の画像も昨年の画像の1/4以下の総露光時間で得られた事を考えると、
大口径の恩恵 ここにあり! だと思います。

まもなく日が替わる時間帯の「只今撮影中」ショットです。↓
( 鏡筒の向いた方角に見える小さなが今回の撮影範囲です )
2024年 11月 3日 23時41分~ Tamron Zoom(fl17mm F2.8)30秒×6枚 ISO1600 
ソフトフィルター使用 kiss DX(SEO-SP2) 三脚固定撮影

次回は、銀河面の塵のため有名になれなかった きりん座のIC342銀河です。
画像処理はこれからなので、どんな姿が見れるでしょうか?


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実は昨夜から今朝にかけても徹夜で撮影することができました。
こちらは検証用ではなく、12月に開催予定の
第4回J-APA(上越天体写真友の会)の写真展用に。
今回は533MCの正方画像がプリントになじまないため、
C11鏡筒でモザイク撮影をやってみました。
3日夜の未処理分と合わせて、まだ7タイトルも残っています。
(これを人は「うれしい悲鳴」という)

昨日の朝、2階ベランダから撮った初冠雪の火打山・焼山です (望遠レンズで撮影)


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