赤道儀の目盛り環を使った導入方法では、
誤差の発生をさけることができない!
それでは、その誤差はどの程度のものなのでしょう?
私の赤道儀(EM-200)での推定読み取り誤差は、
最大で 赤経(Ra)±2分 赤緯(Dec)±0.5°
ここで注意するのは、目盛り環による読み取り誤差は
2度 発生する。! ということです。
(基準星と撮影天体の位置合わせの2回)
つまり撮影天体の位置合わせが終わった時点では、
最大誤差は 赤経(Ra)±4分 赤緯(Dec)±1.0°
となります。
(むろん、誤差が打ち消しあう場合もあります。)
それでは、おなじみの”すばる”を使って誤差を見てみます。
左が誤差なし 右が最大誤差(北西方向)発生時
[ ]内は私の所持している該当光学系 カメラはCanonEOS kiss DX
● f=200mm [Canon EF 70-200mm F2.8 Zoom] StellaNavigator/AstroArts Inc.
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f=200mmでは写野が広いため、最大誤差が発生しても
まだ”すばる”の中心はとらえています。
● f=400mm [Canon NFD400mmF2.8]
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”すばる”は見かけの大きさが約2°もあるため、その一部が見えて
いますが、小さい銀河などは写野を外れるかもしれません。
● f=800mm [Vixen R200SS]
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ついに”すばる”ですら、本体が写野から外れています!
● f=1500mm [Vixen R200SS+純正EXT]
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わたしの星雲・銀河撮影での限界 f 値、R200SSに純正エクステンダです。
最大誤差が発生すると、どこにいるのかすらわからなくなります。
参考に各 fmm(焦点距離)別の写野です。
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内側から f= 1500mm・800mm・400mm・300mm・200mm
ここまでの検証で、
「読み取り誤差が最大であっても、
f=300mmくらいまでの望遠レンズなら、写野の中心は
外しても、対象天体を捕らえる事ができる。」
ことがわかります。
極端に言えば300mmくらいまでの望遠レンズなら
基準星と対象天体の位置がわかれば導入は可能です。
下の画像は、望遠レンズでの撮影を目的に作成した
ガイド星図で、この春まで使っていました。
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「滝星図(8.5等)」をベースに作成してあります。
記載内容は
・撮影対象の位置データ
・基準星の位置データ
・望遠レンズの写野枠
このガイド星図はR200SSでの撮影にも使ってきましたが、
明るい対象に限られていました。
それは
暗く小さな対象だと、
最初に捕まえられないと、お手上げだったからです。
そこで この春
ステライメージを有効に活用して作成したのが
『 ガイド星図 22時 』 です。
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次回は 「 ガイド星図 22時 」 を紹介いたします。→→
誤差の発生をさけることができない!
それでは、その誤差はどの程度のものなのでしょう?
私の赤道儀(EM-200)での推定読み取り誤差は、
最大で 赤経(Ra)±2分 赤緯(Dec)±0.5°
ここで注意するのは、目盛り環による読み取り誤差は
2度 発生する。! ということです。
(基準星と撮影天体の位置合わせの2回)
つまり撮影天体の位置合わせが終わった時点では、
最大誤差は 赤経(Ra)±4分 赤緯(Dec)±1.0°
となります。
(むろん、誤差が打ち消しあう場合もあります。)
それでは、おなじみの”すばる”を使って誤差を見てみます。
左が誤差なし 右が最大誤差(北西方向)発生時
[ ]内は私の所持している該当光学系 カメラはCanonEOS kiss DX
● f=200mm [Canon EF 70-200mm F2.8 Zoom] StellaNavigator/AstroArts Inc.
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f=200mmでは写野が広いため、最大誤差が発生しても
まだ”すばる”の中心はとらえています。
● f=400mm [Canon NFD400mmF2.8]
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”すばる”は見かけの大きさが約2°もあるため、その一部が見えて
いますが、小さい銀河などは写野を外れるかもしれません。
● f=800mm [Vixen R200SS]
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ついに”すばる”ですら、本体が写野から外れています!
● f=1500mm [Vixen R200SS+純正EXT]
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わたしの星雲・銀河撮影での限界 f 値、R200SSに純正エクステンダです。
最大誤差が発生すると、どこにいるのかすらわからなくなります。
参考に各 fmm(焦点距離)別の写野です。

内側から f= 1500mm・800mm・400mm・300mm・200mm
ここまでの検証で、
「読み取り誤差が最大であっても、
f=300mmくらいまでの望遠レンズなら、写野の中心は
外しても、対象天体を捕らえる事ができる。」
ことがわかります。
極端に言えば300mmくらいまでの望遠レンズなら
基準星と対象天体の位置がわかれば導入は可能です。
下の画像は、望遠レンズでの撮影を目的に作成した
ガイド星図で、この春まで使っていました。
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「滝星図(8.5等)」をベースに作成してあります。
記載内容は
・撮影対象の位置データ
・基準星の位置データ
・望遠レンズの写野枠
このガイド星図はR200SSでの撮影にも使ってきましたが、
明るい対象に限られていました。
それは
暗く小さな対象だと、
最初に捕まえられないと、お手上げだったからです。
そこで この春
ステライメージを有効に活用して作成したのが
『 ガイド星図 22時 』 です。
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次回は 「 ガイド星図 22時 」 を紹介いたします。→→
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