雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

ステラショット 調子にのってモザイク体験

2018年04月06日 | 天体写真よろず話
前回記事 「ステラショット 月夜にかけこみ体験(その1)」 の続きになります。

25日夜 ステラショット(体験版) の検証は予想以上に順調に進み、
基本的な撮影操作は問題なくクリア。
上弦の月が沈んでいれば本チャンの撮影に入る予定だったのですが、
順調に行き過ぎて月が沈むまでまだ1時間半と空が明るい。
そこで予定には無かった モザイク撮影 の検証もやることにしました。

一応マニュアルは読んでいたのですが、やってみないとわからない部分も。
ダウンロードしたマニュアルの「モザイク撮影」に関する部分の記述です

本来 長焦点でモザイク撮影する意味があるのかは疑問ですが、ここは検証という事で。

モザイク対象に選んだのはりょうけん座M106付近です。
カメラ縦構図で東西に2モザイクで撮影したのですが、後半の写野に自動的に移動した後 導入補正 で失敗。
ずっと見ていたのですが、導入補正のための自動撮影の露光が2秒程度しかなく
画像マッチングに失敗しました」 のメッセージがでました。
導入補正用の画像撮影の露光時間が設定できるのかわからなかったため、
導入補正無しで後半の撮影を行いました。

画像処理後にモザイク結合した画像です。
M106 付近  (りょうけん座) 2モザイク
(  画像クリックで 元画像の20%まで拡大表示できます )
フルサイズのカメラで撮ったイメージに近づいたでしょうか ?
(  になります )
撮影DATA : 2018/ 3/26 01:09’~  Vixen VC200L+ レデューサーHD (合成f=1,380mm F7.9 )
露出 (東側)20分 × 4枚 + 分 × 2枚  (西側)20分 × 4枚 + 分 × 4枚  ISO 3200 LPS-D2 FIL Cooled 60D (冷却 オフ CCD温度 約+9℃)
タカハシ EM-200 Temma2M マイクロガイドスコープ 60 ToupCam ステラショット ステライメージ7
自動ディザリングを実施

導入補正に成功すれば、ズレはもっと少なかったはず。
それといつもはマイクロソフトI.C.Eでモザイク結合するのですが、
東側だけが月明かりの影響があったためか結合してくれませんでした。
上の画像は無理やり手作業でつないだものです。

ちなみにモザイク撮影時の導入補正用の露光時間の設定について
山口のじぃさま に聞いたところ
ここで露光時間の設定ができるそうです。

後半に撮った西側画像を位置合わせ無しで比較明合成したものです。 
縦構図で撮っているので 右側が北になります
ディザリングはうまくいっていますが、今回は星像が上下(東西)方向に少し楕円になっていました。

すでに月が沈んだ3時頃の撮影中風景です。
透明度は 2(5段階評価)といったところでした  TAMRON Zoom(f17mmF2.8) 露光30秒×4枚 ISO1600 kissDX(SEO-SP2)

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「導入補正」がうまく機能すれば鏡筒のファインダーも
赤道儀のコントロールBOXも不要に。
後はピント調整の問題が解決できれば室内から
遠隔で撮影することも現実のものとなります。

いっちー君は一週間遊んで 新幹線で帰っていきました

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コメント (2)
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