11月もあと1日になりました。
11月の読書は、以下の3冊でした。
『知の愉しみ 知の力』 白川静 渡部昇一 到知出版
『白川静 回思90年』 白川静 平凡社
『言葉のちから』 鈴木孝夫 文春文庫 でした。
恩師・五十嵐正美先生は、「教師の教育相談の学びは、教育の裏打ちです」と教えられました。
上記、3冊を読みながら考えて事は、現在の日本の荒廃は「国の基軸の喪失」にあるように感じています。
もちろん、教育現場の荒廃も「一人一人の教師の基軸の喪失」にあると考えます。
そこで「基軸とは何か?」
上記の3冊を読みながら感じていたことは、「日本語の弱体化」にあると思います。 国が「漢字制限」をすればするほど、国民がお馬鹿になるのはあたりまえのことだと思います。
戦後半世紀、経済優先を只ひたすら走った結果が、現在の人心荒廃にあると思います。
本気になって立て直すのでしたら、2倍の年月が必要になりそうです。
「美しい国」などいっているお方のもとでは、この国の再建は無理そうに感じている今日この頃です。