法音カウンセラー 釋 真聴 《日乗》

カウンセリング研究会《くりのみ》
ZOOM法音道場のご案内
主宰者の《日乗》

【くりのみ会】カウンセリングと道元コース

2017年03月31日 23時46分01秒 | カウンセリング研究会【くりのみ】

今晩、3月の【くりのみ会】カウンセリングと道元コースでした。
ご参加は、6名(男性5名 女性1名)でした。AさんとSさんはお休み。
新しいお仲間(男性)と、2年ぶりのお仲間(女性)をお迎えました。

《今晩の学習内容》
*『正法眼蔵・現成公案』音読。
*坐 禅(20分)
*語り合い
 新しいお仲間・Oさんをお迎えしましたので、自己紹介と井戸端。
 Kさん(女性)は、以前、逗子から【くりのみ会】に参加してくれていました。
 この2年、駒沢大学に通われていたのでお休みしていました。
 今晩は、無事に卒業。学生生活を報告してくれました。
 欽ちゃんともお友達になった由。
 4月から、大学院に通われるとのこと。
 おめでとうございます。
 また、大学院生活を報告してくれると思います。
*『正法眼蔵・坐禅箴』音読&語り合い
 「思量・不思量・非思量」について語り合いました。

◆学習会の後、懇談タイム。

◆写真(↑)は、【くりのみ会】発足の時からのお仲間・Mさん(82歳)の岩波文庫『正法眼蔵』。
 大学4年だった、昭和32年5月4日に購入した由。
 Mさんは、大学生の頃、鎌倉円覚寺で、朝比奈宗源老師に独参したした経験をもつ“求道者”です。
 ずっと、『眼蔵』を手元において、毎朝、坐禅をされています。

次回は、4月28日(金)です。


独り「お花見」&声明学園

2017年03月30日 23時04分49秒 | 日乗



今晩は、毎週一回の声明学園。
家を、いつもより30分程早く出発。
上野公園で「独り花見」「アルコール無し」(笑)
上野のお山も、この数年、ずいぶん様変わりです。
外国からのお客様が多くなりました。
中国人以外の東南アジアのお方が多いですネ。
そうそう。
随分、桜の枝が切り落とされて、空がよく見えます。
桜の保全のためでしょうが、人の手が入りすぎで少々ガッカリ。
マア、数年したら、美しい桜が楽しめることでしょう。

声明学園では、『高僧和讃』展転章(赤節)と五三淘を教えていただきました。
老人の学びですから、なかなか定着しません。(笑)


里村専精師 「浄土真宗にようこそ」No75

2017年03月29日 23時41分18秒 | 里村専精師の言葉

里村専精師「浄土真宗にようこそ」No75をお届けします。

二十世紀に入ってから、私たちの認識の問題が実体化されていることが判明しました。
フッサールが提言し、実存関係の書物が改めて見直されるようになったからです。
キルケゴールやニーチェ、そしてドストエフスキーなどが、人間の鮮烈なリアリティーを語ります。
対するに一般的には、認識は科学万能主義に走りました。
21世紀の現代は、その路線の中で低迷しています。
何も経済だけが落込んでいるのではありません。
人間の正しい認識が、根源的に問い直されているのです。
認識の実体化は、人間を浅く捉えます。
平均化を平等と呼びますが、実存文学では人間の深さを突きつけます。
けれども、どう深まればよいのか、
人間をどのような深さで称えればよいのかが未だに未決定なのです。

名を成した多くの人たちがいますが、殆ど解決不能で混とんとしています。
真面目に学問は進んではいるのですが、そこには永い不毛が目立つと言うべきものがあります。
そして、この不毛は十六世紀もの永い思想界の流転の歴史でもあります。
深遠なる人間存在を正しく回復し、円満なる歩みを獲得する大道が未だに求められているのです。
世親菩薩の歩みは、十六世紀もの間隙を縫って日本にも伝承されています。
唯識法相の学びや、親鸞・道元の学びは、深遠なる人間の存在の充足を実現する学びです。
深遠とは、浅く疎外されている人間を、本来の尊厳へ呼び戻すことになります。
世親菩薩の性相学は、未来際を尽くす学びを人間に回復しようとするものでした。
そういう世親の学びが、「浄土論=願生偈」において謙虚な実践を教えています。
「世尊我一心 帰命盡十方 無碍光如来 願生安楽国」という念仏がそれです。
換言して、これが広く用いられる南無阿弥陀仏なのです。
ここには、「帰命・南無」という動作として仏道の学びが示されています。
「入・住・出」という動作で示されるものが、仏道の学びであるようにです。
往生とは、こういう根源的に未来際を尽くしてよい学びを確認することだと言ってよいでしょう。

《声明カウンセラー・くりのみ》が主宰・同人として参加している学習会のご案内です。
ぜひ、お出かけください。

◇カウンセリング研究会【くりのみ】
  *主宰しています。
◇「歎異抄」うたと語り合い      *同人として参加しています。
◇(願海庵)やさしい仏教塾      *同人として参加しています。

日程はコチラから。
   ↓
http://www.ab.cyberhome.ne.jp/~kurinomi/calendar/calendar.htm

内容は、『教行信証』『歎異抄』『正法眼蔵』の音読&楽談(エンカウンター)etc…。
だれもが参加できる楽しいサンガです。


「歎異抄」うたと語り合い ~身体言語~

2017年03月28日 23時39分47秒 | 日乗

*子どもの頃、我が家の購読紙は「Y紙」でした。
 マア、「巨人・大鵬・卵焼き」の時代ですから…(笑)
 この頃は、政権寄り・原発推進…等々の紙面作りが、好きになれません。
 好きでなければ、「スルー」です。(笑)
*本日のランチに立ち寄った食堂で、久しぶりに「Y紙」を手にしました。
 「編集手帳」。
 千秋楽での新横綱・稀勢の里×大関・照ノ富士の名勝負。
 編集子が、両力士にエールを送っているところは宜しいです。

*今晩は、「歎異抄」うたと語り合いに出かけました。
 ご参加は、3名(男性)。お2人から、ご都合で欠席のご連絡をいただきました。
 3人いれば、立派なサンガ(学習会)です。(笑)

~学習会の内容~ 
◆『大無量寿経 四十八願・重誓偈』読誦。
◆語り合い
「編集手帳」にもある(身体言語)について交流しました。
ご参加の、Oさんから会社での事例報告。
メールや会議でモノ・コトを共有しても、実は各人の思い込みの理解が多いと。
ボクは、50年前にカウンセリングの勉強を始めたときのテープカンファレンスの報告。
クライエントの陳述とカウンセラーの応答のプロセスで生ずる、
(沈黙も含めての言語)と(心情・情緒も含めての身体)について討議について。
◆『歎異抄14章』原文と口語訳の音読。
◆音読後の語り合い。
Oさんから、文中の「如来大悲の恩を報じ徳を謝すとおもうべきなり」に関して、
唯円さんは「べきなり」と厳しく言い切っているが、親鸞さんのニュアンスとは違うと。
ボクは、今東光口語訳の「ご恩を感謝するところから念仏をとなえたくなるのだ」を引いて、
(念仏が自然(ジネン)にこぼれる)身体を大事にしたいとお話しさせてもらいました。
◆(2分間)念仏三昧
念仏セラピーです。(笑)

次回は、4月4日(火)です。


江戸川道場 ~東日本女子高校ソフトボール大会~

2017年03月28日 23時16分44秒 | 日乗

午後、ボクの江戸川道場(笑)に出かけました。
いつもの平日の江戸川河川敷は人も少ないのですが、やはり春休みです。
少年野球・女子高校生のソフトボールで大勢の人出でした。
写真(↑)は、東日本女子高校ソフトボール大会。
大勢の保護者の皆さんの応援も力が入っていました。
暫く試合を見させてもらいましたが、素晴らしいプレー・スピードです。
この中から、東京オリンピックの代表選手が出るかも…

ボクは、東京オリンピックは反対ですが、
若い方々のプレーは応援したくなります。(笑)


仏教音楽は、身心に効きます。《声明は、音楽療法です》

2017年03月27日 22時43分22秒 | 日乗


声明(ショウミョウ)の勉強をはじめて、10年近くになります。

この頃の日本人は、
「仏教」というと、お葬式・法事と重ね、
「お経」「声明」というと、お葬式・法事の荘厳と考えています。

毎日の生活の中では、仏教・声明がだんだんと生活から遠くなっているのかな?

ボクは、周りの方々に、
「仏教=葬式では、世尊に申し訳ないでしょう」と伝えています。(笑)
ですから、
「お経・声明=葬式」という理解も狭いですよね。

ボクは、生活の中で『親鸞和讃』をうたうことをすすめます。
コツをつかめば、簡単にうたうことができます。

写真は、ご縁のある方々に、
『親鸞和讃』をお伝えするための手渡し用の資料です。(ハガキの表裏になります)

声明は、「日本の伝統的な音楽療法」です。

ご一緒に、『親鸞和讃』をうたいましょう。


新横綱・稀勢の里優勝!照ノ富士もご苦労様です。

2017年03月27日 22時04分00秒 | 日乗

大相撲春場所(大阪場所)。
本当に、勝負の世界は分かりませんね。
今日は、朝から、TVそして日本中が新横綱の優勝を祝福です。
TVニュースで、稀勢の里×照ノ富士の本割と優勝決定戦を見ました。
歴史にのこる大熱戦。
ずっと語りつがれる大逆転劇です。

相手の照ノ富士も痛めていた膝の具合が悪かったのでしょう。
このところ、ずっと不調でした。
昨年は、負け越しやら、ようやく8勝で、大関陥落ギリギリでもありました。
膝の具合が良くなれば、横綱も見えてくるでしょう。
あの怪力は、魅力です。

稀勢の里・照ノ富士時代がやってくるでしょう。


カウンセリング研究会【くりのみ】学習会案内

2017年03月26日 16時12分58秒 | カウンセリング研究会【くりのみ】

カウンセリング研究会【くりのみ】
発会して25年目を迎えます。
先師・五十嵐正美先生が“落穂”としてのこしてくださった教えを、
お仲間の皆さまとご一緒に“参究”しております。

学習会の具体的な内容は、
親鸞『教行信証』の音読
道元『正法眼蔵』の音読
楽談タイム(エンカウンターグループ)
を柱としています。

巷には、仏教・カウンセリング・教育…等々、学習会・研修会・研鑽会・聞法会・ワークショップ…
たくさんあります。
【くりのみ会】は、それらとは内容・おもむきが違います。
要は、
*一人一人が学習の主体(各各安立)
*親鸞・道元さんの主要著書の音読
*参加者の交流
です。

ぜひ、お立ち寄りください。