やはり韓国のキム・ヨナ選手は強敵でしたね。完璧な演技でした。
日本勢の活躍も見事。
浅田真央選手の銀メダルも大健闘でした。
金メダルのキム・ヨナさんの世界歴代最高得点。
銀メダルの浅田真央さんの2回のトリプルアクセル。
銅メダルのジョアニ-・ロシェットさんは母の急死を乗り越えての演技。
素晴らしい試合を見せてくれました。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2010022690135542.html
清水眞砂子著『青春の終わった日』から抜き書き 。
「青春は終わる。いつまでも続くわけじゃあないわ」。つい三週間ほど前、私は研究室で四、五人の学生たちと話していました。がっかりした表情を見せる無邪気な学生たちの中でひとり、「ほんとうに?」と小さく聞き返す学生がいました。「ええ、きっと。もう少しよ。あと二、三年か数年か」。にぎやかな学生たちのかげで、彼女がひとりこっそりと涙をぬぐったのに私はきがつきました。
「終わる日が来るんですよね」。その日の夕方、再び研究室にやってきた学生は言いました。私は大きくうなずきました。「ああ、うれしい。なら、わたし、生きられます、ぜったい」。学生はきっぱりと言って、帰っていきました。うれしくなったのは私のほうでした。(本書p248から)
最近の【落穂拾い】で、(教師の醍醐味)を取り上げている。集団の主流となる雰囲気の中で一人自分自身と向き合う学生と、きちっと対面できることは、これまた(教師の醍醐味)ですよね。
20日(土)朝、南房総の山荘に住むNさんから電話をいただいたことは、ブログで更新した。
その時教えていただいた「天声人語」の記事を図書館でコピーして、【落穂拾い】No266で使わせてもらった。
ホームページにも更新したので、ぜひご覧下さい。
http://www.ab.cyberhome.ne.jp/~kurinomi/otibohiroi/260-270/otibo266/page001.htm
先日、ある方から、下記の1冊を勧められた。
~大人が読みたい子どもの本~
『そして、ねずみ女房は星を見た』
清水眞砂子著 2006年10月16日 初版発行
株式会社デン・ブック 1900円
不勉強で、この本のことも著者のことも、全く知らなかった。
熱心な推薦であったので、図書館に出かけた。
残念ながら、本書は貸し出し中であったので、「自伝」を借りて読んだ。
『青春の終わった日』~ひとつの自伝~
清水眞砂子著 2008年9月17日 初版発行
株式会社洋泉社 1800円
本書は、清水眞砂子の誕生から、小学校・中学校・高校・大学・高校教師を経て児童文学翻訳家になるまでの歴史が綴られている。
北朝鮮で生まれ、静岡県掛川に引き揚げる。
家族の物語を縦軸に、子どもの目で実感した、家族・友人・先生…そして読書に関する記憶が、みずみずしく語られている。
教育現場の先生方には、ぜひお薦めの一冊。
スクールカウンセラーとして出かけている小学校の先生方に勧めようと思う。