今晩は、月一回開催の吟醸の会でした。
地元・亀戸の方々が10名程お集まりになりました。
出品の吟醸酒は、写真の通り。
やはり、獺祭の評価がダントツでしたが、
ボクは、正雪のバランスの良さを評価しました。
今晩は、【くりのみ会】カウンセリングと道元コースでした。
ご参加は、6名(男性4名 女性1名)でした。
村◆さん、馬◆さん、音◆さん、佐◆さん、お疲れ様でした。
今晩学習会は、以下の通り。
①『正法眼蔵・現成公案』音読
②坐禅 20分
③テキスト『正法眼蔵・海印三昧』岩波文庫
253頁~257頁3行目 音読
④井戸端
お仲間の村◆さんは、ベイエリアの介護型のマンションにお住まいです。
最近のエピソードを紹介してくれました。
向かい大手の会社の重役だった方のグループが、
「中国老荘思想」に関する学習会のレポートを仕上げた由。
原稿を読んだ村◆さんのコメント。
「幅広く資料を集まられて、いろいろの学説の紹介があります。
しかし、ほとんどが、WEBで調べれば見つかりそうな内容です。
やはり、自分の感想・意見を添えてもらいたい」と。
その通りです。
今晩読んだ『海印三昧』にも似たような指摘があります。
大事なのは、多聞・多読・多語ではなく、
一句・一偈に証入することにより、仏道の歩みが始まります。
学者のまね事をしても仕方ありません。
【くりのみ会】の学びは、坐禅と『正法眼蔵』の音読の一道です。
次回は、
10月20日(金) 午後6時30分~7時30分です。
昨日、藤沢でお仕事をして、夕方東京に戻りました。
地元の方から聞いた情報のご案内です。
本日 午後7時30分~
NHK BSプレミアム
中井精也のてつたび
伊豆急行線に乗って伊豆の海をゆるっと満喫!
ボクは、夜、東京大谷声明学園で授業がありますので、
録画予約をして出かけます。
里村専精師の「浄土真宗にようこそ」No79をお届けします。
バーミヤンの大仏が破壊されて、空しさが残っています。
これを阻止しようとした物語が、NHKから放映されました。
それなりに悲しい物語でした。
なのに、何かこれに似たものが日本の現代に感じられます。
それは、文部省の宗教政策です。
学校では、一般には宗教は歴史のかすかな残滓としてしか登場しないのです。
これがどうも、見事に大仏破壊と同質なものではないかと考えられます。
教育は、理性のみを鍛練します。
が、生命に根差した叡知は忘れられています。
国家に有用な人間が必要だとしても、その前に健全に生きる人間こそ大切なのです。
それは理性の届かない、人間存在そのものの尊厳を見落としたものがあります。
もっとも、卑俗な宗教は理性を汚したりします。
が、少なくとも現代だけではなく、永遠に尋ね明かされなければならない真実を…、
私たちは忘れてはならないのです。
五十年にわたって、日本の宗教政策は破壊されてしまいました。
理性が獲得する成果は、エゴと言われてよい自我です。
人は理性の上に自我を建てるのですが、こういう自我が展開する社会でよいのでしょうか。
もう一つ深い存在そのものの尊厳は、永く闇に葬られています。
新しい年を迎えても、この重大な厳密な人間学としての宗教が見えないなら…、
それは大仏破壊と同じ行為が、人間を阻害し続けるものと何も変わらないのではないでしょうか。
仏道を浅い理解で退けて、宗教から逃れた文部省と大仏を爆破したタリバーン。
何かが、重大な根源において似通っています。
二十世紀は、廃仏・廃宗教の時代でした。
《声明カウンセラー・くりのみ》が主宰している学習会のご案内です。
ぜひ、お出かけください。
◇カウンセリング研究会【くりのみ】 *タワーホール船堀
◇「歎異抄」・親鸞和讃・語り合い *本郷三丁目「願海庵」
◇(願海庵)やさしい仏教塾 *本郷三丁目「願海庵」
日程はコチラから。
↓
http://www.ab.cyberhome.ne.jp/~kurinomi/calendar/calendar.htm
どちらの会場も、『教行信証』『歎異抄』『正法眼蔵』の音読&楽談が充実です。