法音カウンセラー 釋 真聴 《日乗》

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主宰者の《日乗》

蓮如上人のプレゼンテーション

2008年01月31日 23時24分47秒 | 日乗

ご存知とは思いますが、蓮如上人は、本願寺8世で真宗教団を膨張させ、その門信徒数を日本最大なものにしたお方であります。

蓮如上人は、今流にいうと、「プレゼンンテーションの名手・達人」ともいえましょう。

蓮如上人の著作の中で有名なのは、『御文』『御文章』でしょう。
蓮如上人は、時に応じ、相手に応じ、時代に応じて、『御文』を書いています。

『御文』のなかでも一番有名なのは、「白骨の御文」でしょう。
「白骨の御文」の下敷きは、存覚上人の『存覚法話』だそうです。
その『存覚法話』は、後鳥羽上皇の『無常講式』が下敷きになっているそうです。

「白骨の御文」は、日本の無常観を結晶した名文です。

まだ目にしていないようでしたら、一度、ご覧ください。

 

で、佛教というと、現代人は、「お葬式」と結びつける方が多いのでは思います。
でも、そのような理解では、佛教の一番大事なところが感受できないのでは・・・と思います。

佛教・仏道は、今を生きる一人一人のお方が、「刻々を生きる生活の智恵」として学んでいくのが王道のように思います。

 

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カウンセラーは学校を救えるか

2008年01月30日 23時10分14秒 | 日乗

最近の読書から。

カウンセラーは学校をすくえるか
「心理主義化する学校」の病理と変革
吉田武男 中井孝章 著  2003年11月20日 初版第1刷発行 

著書の吉田は、筑波大学助教授。 
道徳教育、教育方法学、シュタイナー教育が専門。

 

本書は、臨床心理士に代表される「こころの専門家」としてのスクールへの過剰期待ないし「こころのバブル」に対して、痛烈に批判の書である。

長い間、教育現場でお世話になりカウンセリングに関心をもってきた私であるが、この頃の「こころバブル」「スクールカウンセラーへの期待」には、疑問をもっている。

もちろん、教育現場でスクールカウンセラーが活躍するのは歓迎である。
ただ、学校を活性化するには、スクールカウンセラーの充実とは別問題だと思う。

また、スクールカウンセラー制度を本当に充実させるには、週1回、非常勤の現在のスタイルでは問題が多い。

ともあれ、先生方、スクールカウンセラーの皆さんには、一読をおすすめした。

 

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屋号とハワイ土産

2008年01月29日 22時52分25秒 | 日乗

昨年末、5泊7日でハワイに出かけた。
これまでの海外旅行は、フェルメールを訪ねる旅だったので、ヨーロッパ中心で他は香港と韓国であった。

で、ハワイに行くモチベーションは低かったのであるが、配偶者のぜひとのリクエストでお供をした次第。

出かけてみると、ハワイも結構良いものだった。

日本からは、6時間。ヨーロッパの半分の時間で行ける。日本語も通じる。気候も温暖で過ごしやすい。食事もまずまず。気軽に出かけられるところである。

で、今日の写真は、ハワイのマリオット・コオリナ・ビーチに出かけたときに購入した陶器製の亀さん三匹である。

とても可愛いので、購入したのだが、亀さんはハワイでは幸運の印らしい。
それに、私の伊豆の実家の屋号が「鈴亀」「お亀さん」なのだ。

購入しないではいられなかった。

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くりのみ会 2月の予定

2008年01月28日 23時48分02秒 | 日乗

先程、【くりのみ会】会報2月号をホームページに更新しました。

■教育とカウンセリングコース  2月2日(土)午前10時~12時

  今回は、『グローリアと三人のセラピスト』のビデオを見ます。

 

■坐禅とカウンセリングコース  2月15日(金)午後6時30分~8時30分

  『正法眼蔵 大悟』の講義を予定しています。

 

詳細は、ホームページをご覧下さい。

http://www.bb.isas.ne.jp/kurinomi/

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高光大船著作集 第一巻

2008年01月27日 22時35分40秒 | 日乗

浄土真宗、加賀(北陸)の三羽烏といわれたのは、暁烏敏、藤原鉄乗、高光大船である。

このところ、高光大船の著作を中央図書館から借りて読んでいる。

今日は、
『高光大船著作集 第一巻』 弥生書房 昭和48年11月発行
を借りて読み始めた。

実はこの本は、以前は日比谷図書館、都立多摩図書館の蔵書らしい痕跡がみられる。
都の図書館から、江戸川区に下賜(こんな言葉は時代遅れかな?)されたようだ。
随分、手垢のついた一冊だ。
江戸川区は読む人もいないのであろう。開架図書でなく集蜜図書であった。

本書からの引用。

経に聞といふは衆生佛願の生起本来を聞いて疑心あることなし是を聞といふ」とは、親鸞聖人の聞法の態度である。

カウンセリングの中心も「聞」である。
「疑心なく一心に聞く」のが、カウンセラーの態度であろう。


 

 

 

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吟醸の会

2008年01月26日 11時31分06秒 | 日乗

今年最初の『吟醸の会』に出かけてきました。

本日のお酒は、次のとおりです。

・純米吟醸「和田来」(わたらい) 生原酒
・純米吟醸「あたごのまつ」 本生おりがらみ
・純米吟醸「御湖鶴」 おりがらみ
・純米吟醸「明鏡止水」 中汲み
・純米吟醸「松の壽」 無濾過生原酒
・吟醸「早瀬浦」 

でした。

日本酒のことは初心者で、吟醸も大吟醸も純米吟醸も・・・何のことやら分かりませんが、今年は少しずつ勉強をはじめようと思っています。

今日の写真は、『吟醸の会』に持参した、手作りのサラダです。
市川のお店で調達したニンジン(無農薬・生産者直売)を3本360円で購入したものをメインにして作ってみました。

なかなか美味しいお味でした。(自画自賛・・・?)

 

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自給率

2008年01月25日 23時04分19秒 | 日乗

只今、夜学から帰りました。

10chをつけると、東京大学名誉教授のの月尾嘉男さんがコメンテータで出演していました。

月尾教授の著作を以前1~2冊読んだだけであるが、月尾教授の意見には傾聴すべきものがあるように勝手に思っていた。

今日の番組でも、前後の脈絡は不明だが、「食料の自給率をアップさせるべきだ」との意見には、大賛成である。

永田町では、「ガソリン暫定税率」で賑やかであるが、「暫定」の積み重ねは道路族を中心にした利権あさりにほかならない。

私としては、農業に従事する方々、漁場・畜産等に従事する方々に税制の優遇・補助金を出しても、食料自給率を上げるのが緊急の課題だと思う。

別段、野党の支持者ではないが、自民党と官僚の長年の癒着、利権体質を改善しなくては、この国の将来はないように思う。

月尾教授の今後の活躍を期待したい。

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『カウンセリングは学校を救えるか』

2008年01月24日 23時26分44秒 | 日乗

この数日読書は、中央図書館で借りてきた一冊。

『カウンセラーは学校を救えるか』
「心理主義化する学校」の病理と変革
吉田武男 中井孝章 著  昭和堂  1900円
2003年11月20日 初版第1刷出版

本書の第一部を担当した、著者の吉田氏は、1954年生まれ。現在、筑波大学助教授(教育学系) 専門領域は、道徳教育学、教育方法学の由。

シュタイナー教育や道徳教育を下敷きにして、「学校を取り巻くこころの偏重主義」、「支援・援助の偏重の危険性」を指摘。スクールカウンセラー制度、臨床心理士、ロジャーズ等々を徹底して批判している。

教育相談に関心をもって教職についていた私ではあるが、吉田氏の意見に同感のところも随分あった。

私も、吉田氏に近いところでは、臨床心理士を全ての小学校に配置する前に、もっとやるべきことがあるように思う。

具体的には、教員が十分に教育にあたれるような教育環境・体制整備が先のように思う。

教師、臨床心理士、スクールカウンセラーの方々が、日々の自分の実践を振り返る視点として一読をお勧めしたい。

 

 

 

 

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本当に悲しいことです。

2008年01月23日 23時32分13秒 | 日乗

今朝のラジオで、江戸区内での交通事故のニュースを聞きました。
事故の詳細も名前の報道のない一報のようでしたので、何となく聞き流していました。

ところが、前の職場の同僚からの知らせで、死亡した中学3年生の飯◇さんは、小学校の時2年間図工を教えた児童であるのを知りびっくりしました。

よく図工室に立ち寄り笑顔の可愛い子でした。
卒業して3年になります。

まさか、このようなことになるとは・・・。

ニュースでは、運転されていた方が、飲酒・スピードオーバーとのことです。

大人の悪行の巻き添えで、可愛い姉弟が亡くなってしまったのです。

なんともやりきれません。

心からの冥福を祈ります。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080123-OYT1T00649.htm?from=top

 

 

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ブランド品にはご注意を

2008年01月22日 23時31分49秒 | 日乗

『文藝春秋』に寄稿されている塩野七生さんの『日本人へ』を、毎月楽しく読んでいる。

ブランド品には無縁の私であるが、2月号の塩野さんの「ブランド品にはご注意を」は大変興味深かった。

今回の記事は、イタリア国営放送で放送している『レポート』と題した番組の紹介である。

イタリアの行政当局は、製品の30㌫だけでもイタリア国内で作られていれば「イタリア製」として認めているそうだ。それで、日本でも知られているブランドのいくつかは、70㌫を中国で生産した製品を輸入して、残りの30㌫にあたる部分だけをイタリア国内で作って、「メイド・イン・イタリー」と銘打って売り出しているそうだ。

誤解をされるといけないので補足すると、塩野さんは、「中国人が製造しているからだめ」といってはいない。

イタリア製ブランドがお好きの方は、ぜひ、お読みあれ。

 

 

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