4月からスタートする、
NHK宗教の時間
『観無量寿経』をひらく 釈徹宗
を、駅前の書店で購入してきました。
浄土三部経。
『無量寿経』
『阿弥陀経』
の読誦に比べると、
『観無量寿経』の読誦の時間が少なかったようです。
この機会に、日々、「浄土三部経」の読誦をすすめようと思います。
志村けんさんが、新型コロナウィルスによる肺炎のため死去しました。
ボクは、志村さんの芸をそれ程TVで見ていませんが、
そのお人柄には関心を寄せていました。
ご冥福をお祈りします。
各界から、多くのお悔やみのコメントが寄せられています。
東京都知事の小池百合子氏のコメント。
「(前半略)最後に悲しみとコロナウイルスの危険性についてですね、
しっかりメッセージを皆さんに届けてくださったという、
その最後の功績も大変大きいものがあると思っています」
台湾の蔡英文(ツァイ・インウェン)総統のコメント。
「台湾人にたくさんの笑いと元気を届けてくれてありがとうございました。
ご冥福をお祈りします。
きっと天国でもたくさんの人を笑わせてくれることでしょう」
ご自身のツイッターで日本語で投稿してくれています。
細かいことかもしれませんが、
小池知事の「最後の功績も大変大きいものが・・・」
がひっかかりました。不快な感じです。
これでは、心底からのお悔やみの念ではなく、
知事のコロナ対応のご都合に添って
使われているような感じ。
マア、日本の政治家は、国民に対して、
感謝状や功労賞や勲章を授与すれば、
舞い上がって喜ぶ。
政治家の利益になると思っているようで・・・
いただけませんなー。
一方、蔡総統のコメント。
特別の言葉は何もありませんが、
感謝のお気持ちが感じられました。
言葉。
政治家の目線。
大事ですよね。
22日(日)、東伊豆町稲取に帰りました。
月例の「歎異抄」音読の会です。
お陰様で、昨年4月からののスタートで、一年が経過しました。
10名の方々がご参加です。
本日は、所用で白井市まで出かけました。
出発時は雨でしたがお昼前に雪になり、
見事な雪景色。
スノータイヤを履いていましたので、安心&安全ドライブができまし。
【落穂拾い】No434 『歎異抄・入門』年表を、
くりのみ会のホームページに更新しました。
真聴・法音道場in東伊豆町稲取(鈴木かめ寮)の資料です。
ぜひ、お遊びください。
コチラから
↓
http://www.ab.cyberhome.ne.jp/…/430-439/otibo434/page001.htm
真聴・法音道場in東伊豆町稲取(鈴木かめ寮)
3月23日(月) 24日(火)に開催です。
写真は、生家の今月の掲示。
道元さまのお言葉をお借りしました。
「愛語よく廻天の力あることを学すなり」
来週の23日(月)24日(火)、
真聴・法音道場in東伊豆町稲取「鈴木かめ寮」を開催します。
環境は、築百年以上の古民家ですので、
空気の通りは宜しいです。
本日は、予習。
曇鸞さんの『往生論註』で見つけた言葉。
進むを知りて退くを守るを「智」といふ。
空・無我を知るを「慧」といふ。
智によるがゆゑに自楽を求めず。
慧によるがゆゑに、
我心の自身に貧着することを遠離する。
カウンセラーとクライエント。
手元の辞書を開くと、
クライエント・・・相談を受けにくる人。来談者。
カウンセラー・・・クライエントの相談の相手をする人。
マア、このような説明です。
もう少しくだけたイメージですと、
クライエント・・・悩みをかかえている人。自己のバランスの不調の人。
カウンセラー・・・自己統一した相談者。
一般的には、こんなところでしょうか!
半世紀も前になりますが、
ロジャーズのカウンセリングを学び始めた頃のこと。
我が国にカウンセリングの種まきをした友田不二男先生から拝受した忘れられない言葉があります。
「カウンセラーもクライエントなり」
詳しいことは【落穂拾い】に書きますが、
友田先生が教えてくれようとした事は、
クライエントもカウンセラーも“真実”の探求者だということだとボクは領解しています。
ところで、親鸞様が『顕浄土真実教行証 信巻』で、
道綽禅師の『安楽集』からの引分があります。
少し長いですが、紹介します。
『安楽集』にいわれている。
「いくつかの大乗教典によって、教えを説くものと聞くものとの心得を明らかにすれば、『大集経』には
<法を説くものは、自らをすぐれた医者であると想え。
相手の苦しみを取り除くのであると想え。
説き与える法については、甘露の味わいであると想え。
醍醐の妙薬であると想え。
その法を聞くものは、仏法を深く理解し味わう心が成長していくと想え。
病が治ると想え。
このように法を説くもの、また法を聞くものは、
みな仏法を盛んにすることができ、いつも仏の前にあるであろう>と説かれている。
本願寺出版からの引用。
近日発行予定の【落穂拾い】には、原文を掲載します。
ところで、仏法には「説聴一如」の語もありますが、
カウンセラーとクライエント関係を尋ねるボクの一助としています。
『生涯学習入門』という本があります。
著者は、友田不二男先生。
1974年(昭和49)、ビジネス社の刊行です。
本書によって、ボクは初めて「生涯学習」という語句を知りました。
ボクの記憶ですが、
当時、「生涯学習」という語句はほとんど流布していませんでした。
また、「生涯学習」が題名となっている書籍は出版されていなかったように思います。
さて、親鸞さまですが、
『顕浄土真実教行証文類』の終わりに、
道綽禅師の『安楽集』から引いています。
真言を採り集めて、往益を助修せしむ。
何となれば、前に生まれん者は後を導き、
後に生まれん者は前を訪え、
連続無窮にして、願わくは休止せざらしめんと欲す。
無辺の生死海を尽くさんがためのゆえなり。
仏法では、「生涯学習」という語句は見当たりませんが、
類する語句は、「求道」「求法」「精進」等でしょうか!
ボクは、親鸞さまを「生涯学習」の先達と領解します。
《くりのみ会》のご同行には、
*親鸞さまのまなびをまねびましょう!
*ご同行各々の臨終まで、まねびつづけましょう!
と(呼びかけ)ております。
晩年の親鸞さまの「生涯学習」を、
藤井哲雄師の『資料に見る浄土真宗の歴史・親鸞聖人の生涯(下)』から拾いますと、
*『唯信鈔』の書写を繰り返しております。
58歳 63歳 69歳 74歳 82歳
*78歳で『唯信鈔』を著す。
84歳 85歳 の時書写しております。
*76歳で『浄土和讃』『高僧和讃』を著す。
82歳 『浄土和讃』を改訂。
*85歳で『正像末和讃(草稿本)』を著す。
86歳で『正像末和讃(再稿本)』を著す。
87歳で『正像末和讃』を補訂。
「無碍光仏の御かたちは、一切諸仏の智慧をあつめたる御かたちなり」
「供養諸仏」
南無阿弥陀仏
細川巌師の
新装版『晩年の親鸞』法蔵館
を読んでいます。
細川氏は、
『教行信証』完成後の晩年の親鸞さまが自ら実践された信力増上の信境を、
①称名念仏のすすめ
②仏恩報謝のまこと
③宿業の諦観
と述べられております。
晩学ではありますが、大谷声明を学んでいるボクにとって、
力をいただける示唆であります。
ボクは、現在、東京大谷声明学園に通っています。
1年コース。(毎週・木曜日の夜)
9月開講で翌年7月修了です。
ボクは、高齢の爺でありますので、マア、毎日がルンペン生活者。
定例の行事といえば、この声明学園とボクが主宰のブログトップにご案内の「法音道場」です。
ありがたいことに、
声明学園は、健康にも恵まれて10年間、皆勤賞をいただいています。(笑)
また、「法音道場」では、御同行の皆さんと、
カウンセリングの学び・念仏・親鸞和讃を楽しんでいます。
これから、「親鸞和讃」にならうというカテゴリーをたて、
御同行にお伝えしているところを更新していこうと思っています。
どうぞ、おつきあいください。