法音カウンセラー 釋 真聴 《日乗》

カウンセリング研究会《くりのみ》
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主宰者の《日乗》

衆議院議員選挙開票報道

2021年10月31日 23時49分27秒 | 日乗

TV各局、開票報道熱心ですね。
このエネルギー。
選挙前にも見せてくれると「投票率」もあがると思うのですが・・・

日本の方々は、今でもしっかりとマスクをしています。
ですから、しっかりと政治に関する正しいメッセージを発出すれば、
投票率は70%位にはなるのではないでしょうか!

但し、組織選挙を展開している政党は、今のままが宜しいのでしょうね。

マア、今のところ、自民も立憲も好成績・勝利とは言えません。
日本維新の躍進がめざましいですね。
最終的にどのような結果になるのか?

それにしても、
コロナ対応での吉村大坂府知事の過剰とも思える出演。
現在は一私人としてテレビ出演に熱心な橋本徹氏。

これって、事前の選挙運動臭がプンプンします。
個人的な感想ですが・・・
ボクは、維新が好きではないですなー。(笑)


第49回・衆議院議員選挙

2021年10月30日 23時25分59秒 | 日乗

写真は、本日、我が家からの夕景です。
中央手前の鉄塔は、東京電力の高圧線。
以前は低塔でしたが・・・
数年前、こちらへの説明も承諾も無く工事を進めました。
怒り心頭!!!(笑)

さて、いよいよ明日、衆議院選挙投票日です。
ボクは、手回し良く、月曜日に期日前投票を終えました。

総務省の発表では、20日~29日の10日間で、
選挙人名簿登録者の15.74%の1662万4813人が期日前投票をしたそうです。
前回の2017年の選挙と比べると1.06倍ペースの由。
ぜひ、大勢の市民の皆さんが投票してくれることを念じています。
政治に関心をもち、投票率が上がることを期待しています。

ボクは、当ブログで安倍政権誕生の時から、
安倍政権に批判的でした。
理由たくさんありますが一つだけ記します。

ボクは、仏教徒ですから、「平等施一切」を大事にしたいと考えます。
ですから、安倍晋三氏の「トリクルダウン」政策は受け容れられません。
「富裕層の富が滴りおちて経済の好循環が生まれる。」
これは、ウソでしょう。
全く信用できません。
マア、お金持ちにもいろいろのお方がいると思いますが、
一般的にヒトは、お金があればあるほどに「もっともっと」と
欲望が止まらない生き物でしょうう。

それに、このお国の「民主主義のルール」を破壊しましたよね。
醜い言動も目にあまりました。
忘れられません。

現在は、岸田首相ですが、
安倍・菅政治の総括ができていませんね。

明日投票日ですからこれで辞めますが、
投票率があがることを期待しています。


風と扇

2021年10月29日 22時38分14秒 | カウンセリング研究会【くりのみ】

新型コロナ緊急事態宣言発出のために、
7月・8月・9月のカウンセリング研究会【くりのみ】道元コースはお休みでした。
今晩、10月の学習会から再開です。
講師は、駒澤大学教授・石井清純先生

学習会の内容は以下の通り。
*【正法眼蔵・現成公案】
* 坐 禅
*【正法眼蔵・行持】講義

メンバーの馬◇さんは、オートバイで高崎からの参加です。
馬◇さんから、上記の一冊をお借りましました。

【正法眼蔵】は、世界で最も難しいと言われている一冊です。
ボクは、若い頃に、先師・五十嵐正美先生から
【現成公案】の音読を勧められ【くりのみ会】で積習です。

お借りした一冊から。

風と扇

麻谷山の宝徹禅師が、扇を使っている。
一人の僧がやってきて彼に問うた。
「風の性質は常に存在し、あらゆるところに浸透しています。
なんで扇であおぐのですか。」
師は言った。
「お前は、風の性質が常に存在していることだけは知っているが、
あらゆるところに浸透しているということは知らないな。」
僧は言った。
「風があらゆるところに浸透しているとはどんなことでしょうか。」
師はただ扇をあおいでいるだけであった。
僧は深く礼をした。

~宮川敬之訳~

道元さまの原文が美しいですよ!
ご一緒に音読しましょう。


「身意柔軟(シンニニュウナン)」「身心柔軟(シンジンニュウナン)」

2021年10月28日 23時52分33秒 | 日乗

東京都の新型コロナウイルスの新規感染者が21人の由。
感染者の減少は何よりのこと。
但し、ハロウィン、クリスマス、年末年始、そしてインフルエンザの流行期。
規制の解除等は緩やかに緩やかに!
目先の経済のことを優先しすぎず、
「ゴーツー○○」的なことはひかえてもらいたい。

このコロナ禍の約2年。
ボクの座右の言葉は、
『仏説無量寿経』の中にある、「身意柔軟(シンニニュウナン)」でした。
身(カラダ)と意(ココロ)の柔軟(バランス)です。

原文と現代語訳を紹介させていただきます。

【仏説無量寿経】
このゆえに無量寿仏を、無量光仏・無辺光仏・無碍光仏・無対光仏
・焰王光仏・清浄光仏・歓喜光仏・智慧光仏・不断光仏・難思光仏
・無称光仏・超日月光仏と号す。
それ衆生ありて、この光に遇えば、三垢消滅し、身意柔軟(ニュウナン)にして、
歓喜踊躍し善心を焉(ココ)に生ず。
もし三塗・勤苦の処にありてこの光明を見たてまつれば、
みな休息することを得て、また苦悩なけん。
寿終わりて後、みな解脱を蒙(コウブ)る。


【現代語訳】
このため無量寿仏を、無量光仏・無辺光仏・無碍光仏・無対光仏
・焔王光仏・清浄光仏・歓喜光仏・智慧光仏・不断光仏・難思光仏
・無称光仏・超日月光仏と名づけるのである。
この光明に照らされるものは、煩悩が消え去って身も心も和らぎ、
喜びに満ちあふれて善い心が生れる。
もし地獄や餓鬼や畜生の苦悩の世界にあってこの光明に出会うなら、
みな安らぎを得て、ふたたび苦しみ悩むことはなく、
命を終えて後に迷いを離れることができる。

『仏説無量寿経』には、「身心柔軟(シンジンニュウナン)」の語もあります。

南无阿彌陀佛


「無生法忍」

2021年10月27日 22時34分20秒 | 日乗

先程、週一回のzoom法音道場で『顕浄土真実教行証文類』を読みました。

メンバーの皆さん、親鸞さまに出遭うのは初めての方々のですので、
学習会の進め方に工夫が必要です。
先ずは、音読をメインにしようかと思います。

今晩は、「無生法忍」について意見交換。

「忍」は、忍可決定(ケツジョウ)のこと。
ものをはっきりと確かめて決めこむこと。
無生法忍は、他力の信のこと。
①喜忍…歓喜のおもい
②悟忍…仏智を領得すること。
③信忍…仏力を信ずること。

説無量寿経』には次の言葉があります。

 また無量寿仏のその道場樹は、高さ四百万里なり。
その本、周囲五十由旬なり。
枝葉四に布けること二十万里なり。
一切の衆宝自然(ジネン)に合成せり。
月光摩尼(ガッコウマチ)・持海輪宝(ジカイリンポウ)・衆宝の王たるをもって、これを荘厳せり。
条(コエダ)の間に周帀(シュウソウ)して、宝の瓔珞(ユラク)を垂れたり。
百千万の色、種種に異変す。
無量の光焰、照耀極まりなし。
珍妙の宝網、その上に羅覆せり。
一切の荘厳、応に随いて現ず。
微風(ミフウ)徐(ヨウヤ)く動きてもろもろの枝葉を吹くに、無量の妙法の音声を演出す。
その声流布して諸仏の国に遍ず。
その声を聞けば深法忍を得、不退転に住せん。
仏道を成るに至りて、耳根清徹にして、苦患に遭わず。
目にその色を覩(ミ)、耳にその声を聞き、鼻にその香を知り、
舌にその味いを嘗め、身にその光を触れ、心に法をもって縁ずるに、
一切みな甚深の法忍(ホウニン)を得、不退転に住せん。
仏道を成るに至るまで、六根清徹にして、もろもろの悩患なし。


柳宗悦没後60年記念展

2021年10月26日 23時04分59秒 | zoom法音道場

zoom法音道場のお仲間は読書家が多く、またアンテナが豊かな方々です。

先日の井戸端タイムで、
岩◇さんから、
東京国立近代美術館で開催されている
「柳宗悦没後60年記念展 民藝n100年」の紹介がありました。

また、江東区の神社・仏閣・街中を会場とした
「アートパラおしゃべりな芸術祭」の紹介がありました。
この芸術祭は、障がいのある人のアートを街全体が実術館になる企画。

岩◇さんは、どちらも出かけて感動した由。

本日のzoom法音道場で、
森◇さんから、
両展覧会の記事(↑写真)が毎日新聞に掲載されているとの報告もありました。

zoomのお仲間は、
柳宗悦『南無阿彌陀佛』岩波文庫
の愛読者でもあります。

「南無阿弥陀仏」は、
だれでもが生活の中で大事にしてもらいたい「名号」です。


親鸞さまと “よびかけ”&“たしかめ”

2021年10月25日 23時38分50秒 | 日乗

本日午前中と夜に、「zoom法音道場」を開催でした。

午前中は『高僧和讃』「真宗念仏きゝえつゝ」次第三首、
夜は『浄土和讃』「光明月日に勝過して」次第六首をうたいました。

親鸞さまは、我々に「念仏」勧められました。
残念なことに、昨今の世情は、
念仏は古臭い。
通夜・葬儀・法事の荘厳。
日常の自分には関係なし。
etc

でしょうか。
幸いなことに、ボクの周りの方は、
お寺等の教団とは関係なく、門徒さんではありませんが、
お念仏の方々です。
メンバーの中には、カウンセラーの方もいます。

一般の方々が、生活の中で、念仏を大事にされる。
親鸞さまもそのことを念じていると思います。

「zoom法音道場」でうたった和讃です。

真宗念仏きゝえつゝ
一念无疑なるをこそ
希有人最勝人とほめ
正念をうとはさだめたれ

「真宗念仏」。
ここでの「真宗」は、所謂宗派としての「(浄土)真宗」ではなく、
真実道の宗(ムネ)の念仏、真実道の中心の念仏、
真実道の核心の念仏ということでしょう。

大事なことは、生活の中の念仏だと思います。
カウンセリング研究会【くりのみ】やzoom法音道場では、
声に出して親鸞さまとの “よびかけ”&“たしかめ” を楽しんでいます。


10月の親鸞とカウンセリングコース

2021年10月24日 23時39分09秒 | カウンセリング研究会【くりのみ】

昨日(23日)午前。
カウンセリング研究会【くりのみ】親鸞コースでした。

新型コロナ緊急事態発出でしたので、7月・8月・9月の学習会は急遽中止。
ようやくにして10月の学習会からの再開となった次第。

学習会の内容は、

*『顕浄土真実教行証文類 総序』音読
* 三淘念仏、浄土和讃「弥陀成仏のこのかた」次第六首
*井戸端

3か月間お休みでしたので座談がもりあがりました。
また、コロナ禍の中で、鬱状態になった家族の事例についてカンファレンスをしました。

この学習会のお仲間は現在10名ほどですが、
皆さんご一緒に、親鸞さんのお声を直に聞くこと、
具体的には『顕浄土真実教行証文類』の音読を大事にしています。
皆さん、一般の方々で、お寺とも関係なく所謂門徒さんでもありません。
ただただ、親鸞さまが好きの方々の集まりです。

なかなか面白いグループに成長していると思います。


『悪いと知って…、悪いと知らずに…』

2021年10月23日 22時43分43秒 | 日乗

葛飾区立中央図書館で借りてきました。

『仏は叫んでいる』
田中教照著
武蔵野大学出版会
2008年2月25日 初版第1刷

著者の田中教照師は、武蔵野大学教授 武蔵野女子学院学院長です。

本書は、田中教照師の、武蔵野大学日曜講演会の講演集。

田中師から聴講者に次のような質問が出されます。
「悪いと知って悪いことする人と、悪いと知らずに悪いことをする人と、
どっちが罪が重いでしょうか?」

皆さんは、如何ですか?

田中師は次のように教示します。
「たいていの人が、悪いと知っていながら悪いことをする人のほうが、
悪いと知らないで悪いことをする人よりも、罪が重いというはずです。
だけど、今いいましたでしょう。
知性を重んじるということは、
無知ということがいかに罪が重いかということを知ることなのです。
悪いことをしたかしないかよりも、
悪いと知っているか知らないかということのほうがより大事なんだということです。
それがわからないと、知性を重んじたことにならない。
仏法というものは、知っているか知っていなかということが大事なんです。
そこが日本人はわかっておりませんから、仏教も少しおかしくなってします。」

先師・五十嵐正美先生から、つぎの色紙をお預かりしています。
 悪を嫌う心を
   善しと思ひこみ
 嫌ふ心を
   悪と知らずに』


節電&節約

2021年10月23日 00時15分06秒 | 日乗



期日前投票の後、
区の施設のトイレをお借りました。

写真は、個室のドアの掲示です。
様式トイレのフタを閉めるための使用電力がどれ程の料金かは知りませんが、
節電&節約は大事だと思いました。

マア、初めて見ました。
江戸川区の施設全体に掲示されている取り組みか?
この区民館だけの取り組みか?
実際のところは分かりません。
そろそろ、選挙公約に節電&節約があっても宜しいように思います。

資源が乏しく食料自給率も低いこのお国の将来を考えると、

*教育
*エネルギー
*人口減少問題
*食料問題

について、積極的に議論してくれる国会になって欲しいものです。
「敵基地先制攻撃」等は論外です。