法音カウンセラー 釋 真聴 《日乗》

カウンセリング研究会《くりのみ》
ZOOM法音道場のご案内
主宰者の《日乗》

念仏と禅

2009年11月30日 23時07分35秒 | 日乗

カウンセリング研究会【くりのみ】では、毎月、次の3コースを開催している。

・教育とカウンセリングコース
・道元とカウンセリングコース
・親鸞とカウンセリングコース

一般に、念仏と坐禅は遠い存在のように理解されているようだが、決してそうではないことを指摘している文に出会った。紹介しよう。

西谷:僕はやはり仏教の中で禅が一ばんとりつきよいと思いますがね。というのはやはり理屈ぬきでね。
曽我:念仏と禅は二つ別のように思っているけれども、念仏は禅なんであいます。念仏すなわち禅であって、念仏というのは禅の道なんであります。散乱そのままにお念仏を称える。ただ南無阿弥陀仏と称えれば、おのずから、いわゆる定にあらず散にあらざる不可思議の境地というものがそこに開けてくる。
訓覇:禅に通ずるというのは結果的にいえば、平安末期の日本の仏教が一つの楽観的な観念論になってしまった。それに対する一つの抗議として、禅と念仏とが、まあ坐れ、ただ念仏、というかたちで出てきていると思いますから、同じ使命をもっている。そういうことで生きてきたんじゃないかと思います。…
西谷:だから仏教的なことばだと、理の仏教から事の仏教へ、ですね。それが共通なんだ。
曽我:あまりことばが多すぎるからね。沈黙する。沈黙して別に考えるわけでなしに、寂かな一つの境地は。念仏というのことは要するに寂かな境地が開ける。禅と同じ境地が開ける。

 

「曽我量深対話集」弥生書房 p90~ より
 “大拙先生をしのんで”
       曽我 量深
   金子 大栄
   西谷 啓治
   訓覇 信雄

 

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「さくら」咲く。女子ゴルフ・横峯さくら選手・賞金女王おめでとう。

2009年11月29日 22時34分12秒 | 日乗

ありきたりな、陳腐な「タイトル」ですが…。
女子ゴルフで、横峯さくら(23)選手が、賞金女王に輝きました。
おめでとうございます。

http://hochi.yomiuri.co.jp/sports/golf/article/news/20091129-OHT1T00155.htm

昨日、5位に後退したので、優勝は30㌫と今朝のスポーツ新聞の情報でした。
テレビ観戦をしていませんので、正確な情報は分かりませんが、ミラクルショットが連発したのでしょう。

ゴルフは、若い頃やりましたが、面白いスポーツだと思います。
あたしの趣味は、現在は、テニスにうつりましたので時々テレビ観戦する程度のゴルフファンですが、若い選手が出てくるのは楽しいものですね。

 

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ローカル情報 ロースとカルビ

2009年11月29日 22時02分16秒 | 日乗

このお店は、いつもは、店主ご夫妻と若夫婦ご夫妻、アルバイトの女高校生3名位で営業しています。

いつも、満員のお店でしたが、今晩は、ご主人とアルバイトが不在でした。
デフレと不況の影響でしょうか!
美味しいお店なので、ぜひ頑張ってもらいたいものです。

この季節になると、北海道十勝地方の「鹿」と我が故郷・伊豆天城の「猪」が入荷入荷していましたが、私はいつものように、ロース・カルビ・センマイ生をいただきました。

写真は、ロース・カルビです。

ご予算、お一人様、ドリンク付きで6~7000円位だと思います。
お声をいただければ、ご案内します。

 

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ローカル情報

2009年11月29日 22時01分43秒 | 日乗

ローカルな情報です。
京成小岩駅の近くに、知る人ぞ知る美味しい焼肉店があります。
お肉も美味しいですが、お野菜もたっぷり添えてくれます。
少々、良いお値段ですが、今晩は久し振りに贅沢をしました。

写真は、キムチとナムルですが。
キムチは、マヨネーズを添えてくれます。キムチとマヨネーズ、なかなか組み合わせです。
このお店のナムルは、本当に美味です。
特に、私は、茄子が一番の好物です。

 

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11月の吟醸の会

2009年11月28日 23時29分56秒 | 日乗

只今、11月の吟醸の会から帰宅しました。
本日出品の日本酒は、写真の通りです。

本日の日本酒のコメントは、「吟醸の館」さんのHPで数日後にご覧になれます。
http://www2.ttcn.ne.jp/~ginjo/

12月の例会は、12月26日(土)午後19時からになります。
日本酒のお好きの方は、ご案内します。
ご一報ください。

 

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高学年男児との会話

2009年11月27日 22時33分53秒 | 日乗

ある小学校で、高学年のA君との会話です。

図工室前の廊下で、A君が作品に着色していました。
「良い色だねー」と声をかけました。
A君の横にいたB君が言いました。
「A君は、頭が良いんだよ。絵もクラスで一番上手なんだよー。天才です」と。
「そうかー。A君は天才なんだね」と答えました。

重ねてA君の言葉。
「そんなことはありません。僕は馬鹿だし絵も下手です」と。

そこで、A君と私の会話。
鈴木:へー!馬鹿なんだ。でも馬鹿と決めたのは誰なの?
A君:馬鹿と決めたのは僕です。
鈴木:馬鹿なA君が自分のことを決められるんだ?
A君:そうなんです。
鈴木:馬鹿な人が決めなくてもいいと思うなー。自分のことを自分で理解することも大         事だけども、絵のことは図工の先生の意見を聞いても良いと思うなー。
    それに、鈴木先生と友だちのB君も素敵な作品だと認めているのだから、そ
        の意見も聞いてもらいたいねー。
A君:そうですね。分かりました。
鈴木:話を聞いてもらえて嬉しいなー。一つの作品でもいろいろな見方や感想があ            るものだから、自分一人で決めないで他の人の意見も参考にしてください。
A君:はい。分かりました。

A君がきちっと対応してくれて大変嬉しかったです。
子どもとの対話は、内容も大事ですが、対話の時間と場がもてることが何よりも至福の時ですね。

 

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「食」文化

2009年11月26日 22時43分07秒 | 日乗

数ヶ月前のことです。
ある小学校で給食をいただきました。
この学校の栄養士さん・調理師さんはお仕事に対して大変熱心な方々で、いつも美味しい給食を出してくれます。
毎日、子ども達・教職員共に給食が楽しみな学校なのです。

その日は、セレクト給食でした。
メインが、「チキンフライ」と「イカフライ」の選択でした。
その結果を聞いて、「びっくり」そして「納得」でした。
子ども達のセレクトは圧倒的に、「チキンフライ」でした。
大人の教職員は、どちらかというと「イカフライ」でした。

何人かの子ども達に聞いたところ、「イカ刺し」「イカ握り」を食べたことはあるが「イカフライ」は食べていないそうです。

この頃は、家庭で「イカフライ」を料理することは無いのでしょう。
また、「チキンフライ」は、例の《ケン◇◇◇ー フライド ◇◇◇》を代表とするお店が身近なのでしょう。

口の悪い私は、「日本の食文化もアメリカに占領されたのか!」とつぶやいてしまいました。

まあ、「イカフライ」でも「チキンフライ」でもどちらでも結構のことかもしれませんが、大変寂しい思いを抱きました。

 

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学力テスト大幅縮減

2009年11月25日 22時17分30秒 | 日乗

政府の行政刷新会議が、全国の学力テストを縮小する方針だそうだ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091125-00000595-san-bus_all

大賛成である。
全国学力テストは安倍政権時代に始まったが、私の回りの先生方のほとんどが反対であった。
予算的な無駄もあるが、何よりも序列化が心配であった。
もちろん、何がなんでも序列化に反対というわけでもないが、全国一斉となると序列化が行き過ぎると懸念した。
現にある区では行き過ぎで、校長等の不祥事が表面化したことが昨年ニュースになった。

これまでの自公政権のもとでの教育行政は、教育現場の先生方に不評のことが多かった。
政権党が民主党に移行したが、今後の教育行政がどのように展開されるのか関心をもって見守りたい。

 

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研究授業から参究授業へ

2009年11月24日 22時34分45秒 | 日乗

太田久紀著
『唯識の心と禅』
中山書房仏書林 平成20年11月1日 第二刷発行

の中で次の箇所が目にとまった。

衛藤即応先生は、生涯を道元禅師の教え・禅学・仏教学という広い領域にわたって仏道を求められた先生でございました。
『私は禅に参究して、…一般の研究者の如く…学問的興味からの研究ではなく…所謂の研究といふよりは寧ろ私には学修といふ方が適当であった。』(『宗祖としての道元禅師』岩波書店)
「仏教の研究というのは、参究だよ」と生涯おっしゃり続けました。
研究と参究はどこが違うのか。
研究は、客観的に突き放して組織的に研究する。
それに対して、参究とは、自己の問題として受け止めていく。仏教からは、そういう己の行き方、己の進むべき方向、そういうものを与えられる。そういうものを学習する。それが、先生の生涯の姿勢でした。参究という言葉。学び修める。学んだものを己の中の生活の中で、修めていくという方向を離れらたことはなかった。

衛藤先生の言葉を借りて、「教育というのは、参究だよ」と言いたい。
長いこと教育現場で、研究授業・授業研究ということに関係してきた。
振りかかえると、、研究授業・授業研究は、授業を客観的に研究するするものがほとんどだった。
学校でも、研究授業・授業研究から参究授業・授業参究を大事にしてもらいたいものだ。

教育現場の先生方が、毎日の授業を、自己の問題として取り組むところから本物の教育改革が実現するように思えてならない。

 

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これはないでしょう。

2009年11月23日 16時29分55秒 | 日乗

何にでも(とろ)を付ければ良いというものではありませんよね。
ついに(とろ金目鯛)なるものがあるのにはびっくり。
金目鯛の本場・伊豆稲取の売店に、このようなものが売っているのにはがっかりでした。

日本人は、本物の味覚も、日本語のセンスも失ってしまたのでしょうか!
日本中の商売人の矜恃も失われてしまったようですね。

 

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