10月のカウンセリング研究会【くりのみ】ご案内
◇10月22日(土)午前10時~12時
親鸞とカウンセリングコース 『教行信証』音読&井戸端
→会場:「タワーホール船堀」 会費:500円
◇10月28日(金) 午後6時30分~8時30分
道元とカウンセリングコース 『正法眼蔵』講義&坐禅
講師:駒澤大学教授 石井清純先生
→会場:「タワーホール船堀」 会費:1000円
◆zoom法音道場も開講しています。
里村専精師
「浄土真宗にようこそ」 No137をお届けします。
世親菩薩は、一つひとつ学んで大乗を極めた人でした。
「願生偈」は、そういう世親でなければ書けないのです。
また、世親だからこそ「願生偈」を書き残されたのです。
一人の菩薩が、本当の菩薩になった時です。
一人の菩薩には、一切衆生の救済が見えているのです。
一切衆生の救済とは、凡夫救済の仏道のことです。
そしてそれは、そのままに一人の菩薩自身の豊かな救済だったのです。
そういう世親菩薩の、唯識の学びを曽我先生は見つめました。
曽我量深にも、96年のひたすらな歩みがありました。
大乗の菩薩世親が示した、人間救済の大道を。
画期的に、曽我量深は示しました。
それが現代の、私たちの仏道なのです。
浄土真宗といいます、それは宗派では覆いきれないものです。
それはあくまでも、出世上道なのですから。
本来的に、全人類いや生きとし生けるものの至宝なのです。