「単眼」と「複眼」

随分、昔になります。
カウンセリングの勉強を始めた頃、
先師・五十嵐正美先生から、
「単眼」と「複眼」ということを教えてもらいました。
マア、一般にいうところの「一面的」と「多面的」と重なりますが、
臨床ベースで教えてもらえてことに感謝。

ウクライナ戦争。
毎日のTV報道。
朝から晩まで、戦況・戦術・作戦・戦闘・兵器etcを、
防衛研究所のスタッフとか笹川平和財団のスタッフが解説しています。
各氏、ウクライナの戦場には行っていないでしょうから、
米国・ヨーロッパ各国からの情報の受け売りか？？？

皆さんは、毎日毎日、戦場の詳細を聞きたいですか？
ボクは、もう十分であります。

もし、日本が「平和憲法」を大事にして、
アメリカやNATOとは一線を引いたポジションにいたら、
「停戦」に向けて働きかけができましたよね。
プーチン大統領は、日本好きとも言われていましたよね。

「単眼的」なTV報道。
ウクライナ戦争報道を通して、
日本の市民を「不安」「恐怖」に追い込んで、
自民党が進めている、
防衛費の増大、拡大抑止、憲法改正etcへの環境作り？？？

本日の、文化放送「大竹まことゴールデンラジオ」。
東京外語大教授の伊勢崎賢治さん、
東京工業大学教授の中島岳志さんがゲストでした。

伊勢崎さんは、NGOや国連職員として紛争処理や武装解除の体験から、
中島さんは、シカゴ大学のミアシャイマー教授の考えや、
大平正芳元首相の考えを紹介しながら、
「停戦」への道筋を解説していた。

TV各局の、「単眼的」報道。
ラジオの、【複眼的】報道。

ラジオやYoutubeの方が、的確な情報を得られます。

対立は、戦争になります。
戦争は、「血」を見ます。
どんな理由をつけても、戦争は地獄です。

一刻も早く、「停戦」の議論を始めてもらいたい。

★シカゴ大学のミアシャイマー教授のこと。
　不勉強で知りませんでした。
　web上で、いくつかのレポートを読みましたが、勉強します。

★本日の参議院予算委員会。岸信夫防衛大臣は、特別席でした。
　病気なら、大臣を辞すべし。
　それが、政治家として人間としても大事な出処進退。
　岸田政権。各所で「危機管理」がボロボロ？？？

サントリー、安倍元首相に酒を無償提供！

結論を先に記します。

総理大臣は、総理大臣らしく！
政治家は、政治家らしく！
検察官は、検察官らしく！
警察官は、警察官らしく！
メディア関係者は、報道人らしく！
法曹人は、法曹人らしく！
官僚は、官僚らしく！

etcです。

今晩のYAHOO！ニュース。
朝日新聞デジタル　１８:１４に、
安倍晋三元首相の後援会が「桜を見る会」前日に開いた夕食会。
アントリーホールディングスが2016年～19年の夕食会に、
酒類を無償提供の由。

専門家は、「企業献金にあたる」との指摘。

ツイッター上では、まえからこの話題が賑やかでしたが、
ようやく、朝日新聞が取り上げましたね。

明日からのNHK、民放各局がどのように取り上がるのか見ものです。

「巨悪？」を野放しにしていたら、
ロシアのプーチン大統領と同じことになります。

夏の参院選挙。
このお国の分水嶺！

皆で、投票に出かけましょう。

 

「畢竟依を帰命せよ」

「zoom法音道場」で、親鸞聖人の『浄土和讃』をうたっています。
僧職の方や門徒の皆さんには「日々の勤行」で馴染みでしょうが、
一般の方にはご縁がないですよね。
既存の宗教組織とは直接関係はもたなくても、
祖師方の教えを学ぶ事は大事な一道のように思います。

「zoom法音道場」は一般の方々は、
親鸞聖人の（お声）を直（ｼﾞｶ）に聞きあいましょう！との呼びかけに
集まってくれているお仲間です。
ですから、直接的にはお寺や所謂宗教的組織・団体とは関係がありません。

ご参集の皆さん、お一人お一人が（主体的な学習者）であるということ。

さて、法蔵館発行《大谷声明集》から、親鸞聖人の「浄土和讃」です。

「畢竟依（ﾋｯｷｮｳｴ）」は、（各各の最究極の拠りどころ）ということ。

昨今の世相を鑑みますと、
日本中が（欲ボケ病）に感染させられていうように思います。

「畢竟依（ﾋｯｷｮｳｴ）」について深められたら如何かな！

「平和が一番」「防衛予算増額反対！」

本日（２９日）午前、所用で手賀沼方面に出かけました。
猛暑ではありましたが、田植えも終わり穏やかな田園風景。
本当に美しいですね。
近くの「道の駅」は、新型コロナも収束かのような混雑でしたが・・・
この「平和」を大事にしたいものです。

夕方、帰宅。
録画してあった「ＮＨＫ日曜討論」を見ました。
テーマは、ウクライナ情勢などを背景としての日本の安全保障政策。

個人的な感想ですが、
自民党の小野寺元防衛大臣の、
猫なで声でのソフト雰囲気での「防衛予算増額」のお願い。
不愉快でしたねー。

マアマアそれはそれとして、
公明党の北側副代表、立憲民主党の渡辺元防衛副大臣、日本維新の会の青柳氏、国民民主党の大塚代表代行。
皆さん、自民党寄りで防衛予算の増額を容認。

一方、
共産党の小池書記局長は、「自民党の軍事対軍事では、暮らしを押しつぶす」と。
れいわ新撰組の山本代表は、「日本がアメリカと軍需産業のATMなる」と。
自・公・立・維・国の立ち位置に批判。

ボクは、小池書記局長、山本代表の意見を支持です。

子どもでも分かることです。
戦争になったら、敵味方関係なく、兵隊も民間人も「死」にます。
「血」が流れます。

どうも、自・公・立・維・国の代表方。
何か頭の体操・机上の理屈を並べたいるようです。
ぜひ、ご自身やご家族が、戦線に立つことを想像してもらいたい。

また、防衛予算の増額で「抑止力」を期待するという考えですが、
「軍拡競争」は米国や軍需産業がニコニコ顔になるだけでしょう。

確かに、ロシアのウクライナ侵攻・中国の覇権主義や人権無視・北朝鮮のミサイル発射等々。
本当にやっかいです。
だからと言って「防衛費の増額」では、政治としては幼稚過ぎです。

一つ言えば、「防衛費の増額」より「食糧自給率の向上」でしょう。
戦争で大事なのは、「兵糧」です。
さて、どう手当します？
先にやることが、山積です。

「無慙愧は名づけて人とせず」

ボクは、ハナから安倍政治を支持していません。
その理由の一つは、「言葉（国語）」を大事にしていないのが見え見えだからです。
「言葉（国語）」を大事にしないヒトは、リーダーの資格なしでしょう。

ウソ・カイザン・インペイ・ハイキetc
安倍長期政権で失ったモノは大きすぎです。

長期政権下の「安倍語録」。
共感できるものは、一つも見当たりません。

そもそも、二度も病気を理由に政権を放り投げ。
政治家として、恥ずべきモノと思います。
それなのにいまだに「国のリーダー面」の言動。
本人の資質の欠如が一番の問題ではありますが、
自民党の同僚議員・メディアの実力不足や忖度・取りまきの財界人等々の責任は重大です。
それに、地元の山口県の選挙民。

親鸞聖人の『教行信証・信巻』には、
「無慙愧は名づけて人とせず」
の一句があります。

『涅槃経』の言葉ですが、
「慙(ざん)は内に自ら羞恥(しゅうち)す、愧(き)は発露(ほっろ)して人に向かう。
慙は人に羞(は)ず、愧は天に羞ず。
これを慙愧(ざんぎ)と名づく。無慙愧は名づけて人とせず。」
を、親鸞聖人はご自分のこととして受けとめられているのです。

長期安倍政権下でのこのお国の劣化。
問題噴出

＊「桜を見る会」夕食会。
　サントリーが３年間、アルコールを無償提供とか！
　来週、TVで取り上げるか！
　「カズワン」「新型コロナ給付金の誤送金」と同レベルで報道してもらいたい。
　マア、無理でしょうね。

＊吉川貴盛元農水大臣の鶏卵汚職で有罪判決。
　任命責任は、安倍元首相にありますよね。
　外にも､秋元、河井夫妻、菅原、遠山各氏の不祥事等々。
　自公政政治、アウトでしょう！

＊岸防衛大臣の健康問題。
　特別席を設置しての答弁の由。
　昨年あたりから、我が家では話題になっていました。
　大臣は、健康が第一です。
　この時節、不健康な防衛大臣で大丈夫？
　このお方は安倍晋三氏の実弟。
　
＊問題発言の多かった麻生太郎元財務大臣。
　現鈴木俊一元財務大臣は、麻生氏の義弟。

＊「カズワン」でその責任が注目されている国土交通省。
　ここもおかしなことに、このところ大臣は公明党の指定席ですなー。
　さてさて、自公与党政治。大丈夫？

夏の「参院選挙が大事です！」

ツイッター上では、
随分前から、コロナの予備費の９０％にあたる約１１億円が
どう使われた不明のことがツイートされていました。
ところが、このＴＶ報道がほとんど見られない。

一方で、山口県阿武町の４６３０万円の誤送金問題。
マア、ＴＶ各局が過剰ともいえる報道ぶりです。

本当にこのお国のＴＶ報道、「大丈夫？」と思ったものです。

ようやく、東京新聞web版で、
古舘伊知郎さんがCBC「ゴゴスマ」で、
４６３０万円より「コロナ予備費の使途不明金１１兆円を追及すべし」との指摘。
至極 “当たり前”の意見です。

古舘さんの提言。

「もちろん、４６３０万円も大事な税金。
しかし、一方でコロナの予備費の使途不明金が１１兆とか１２兆円という気が遠くなるような金額が出ている」と指摘。

その上で「こうした問題だけではなく、
こちらをメディアはもっと追及すべき」と提言。

昨日、NHKで、ようやく衆議院予算委委員会の放送がありました。
野党には、徹底的に追及してもらいたいものです。

そして、メディアの皆さん。
弱いモノイジメでなく、巨悪に向かいましょう。

夏の参院選挙が大事です。

「中道」 バランス

仏教の実践の基本的な考え方で、「中道」の教えがあります。
両極端を離れて、どちらにも偏らない中正な道ということのようです。

ボクは、「中道」という言葉を「バランス」と置き換えて領解しています。
そして、日常生活でも、この「バランス」という見方・立場を大事にしたいと考えています。

さて、昨今のメディア。
特にテレビですが、「バランス」が悪すぎです。

ツイッターでは、特にNHKに対する批判が多くみられます。
特に、指摘されているところは、
「公共放送なのに、２ヶ月以上国会中継をしていない」と。
マア、ＮＨＫだけではなく民放も政治向きの話題は腰が引けています。

昨年の、「自民党総裁選」関連の報道。
モーニングショーもワイドショウーも、随分と盛りあがっていました。
ところが、この夏の参院選に向けては「黙り」です。

個別のニュースで拾います。

＊森友学園関連。自死した近畿財務局の赤木俊夫さんの奥さんが、
　元理財局長の佐川宜寿しに対して損害賠償を求めた訴訟。
　大阪地裁の中尾彰裁判長は、佐川氏本人並びに他の財務省幹部4人の尋問を
　行わないそうだ。
　佐川氏は、国会での証人喚問も捜査を理由に証言拒否。
　
　知床半島沖で沈没した観光船「KAZU　１」。
　引き揚げに失敗とか。
　何故、大金を投じて引き揚げをするのかは、正しい原因究明ですし、
　裁判での証拠集めでしょう。

　事案は違いますが、「裁判」の（イロハのイ）は、証拠でしょう。
　ところが、このお国の検察・裁判は、権力（自民党）に対して、
　真剣に対峙していませんよね。

　報道、検察、裁判所各位の奮起を念じます。

＊連日、阿武町の４６３０万円の誤送金問題。
　マア、いろいろの角度から切り口がありますが、
　９割回収は宜しいことでございました。
　ただ、カジノで使い切ったのに回収とは？？？
　本当のところは、ぜひ、報道してもらいたい。

　この件を「大ニュース」扱いしておきながら、　
　自民党・政府関連の領収書が提示されない、使途が不明の大金の行方。
　メディアの記者諸君の健闘を念じます。

マアマア、一一の事例を挙げたら切りがありませんが、
特に、自民党・政府の「出納帳」（笑）。
随分と壊れていますよねー。

ボクは、若い頃、結構自民党に投票をしたことがありますが、
昨今は、「反自公」です。
実は、何党でも宜しいですよ！

ただねー、ウソやインペイやカイザンやメディアコントロールや・・・
民主主義の根幹は、「バランス」だと思いますね－。

 

 

 

　

 

「軍拡競争」は、地獄への“道”

ロシアのウクライナ侵攻、中国の軍事的台頭や台湾有事を念頭にして、
日米首脳会談で、
＊敵基地攻撃能力の保有
＊防衛費の「相当な増額」
を、岸田首相が約束したそうだ。
防衛費をGDP比２％とすると、
世界第三位の「軍事大国」になるといわれます。
敗戦の犠牲、先人が努力で歩んできた「平和国家の道」は、
頓挫ということです。

中国もロシアも北朝鮮も、確かに厄介な国ではあります。
だからといって、「軍事大国」をめざしても「平和」は遠くなりです。
「軍拡競争」は必至。
マア、日本の場合は、アメリカの軍需産業はウハウハでしょう。

昨日も書きましたが、「戦争は殺し合い」です。
どんなに困難でも、外交的な手段を総動員で「平和」への道を歩むべきです。

外国から見て、米国の腰巾着での「軍事大国」。
評価されないと思いますね。

幸いなことに、日本には７０年以上の実績がある「日本国憲法」があります。
「憲法」を武器にしたらどうでしょうか！

参院選後の、
「増税」「年金の改悪」etcは、
真っ平ごめん！です。

「憲法改正反対！」「防衛費の増額反対！」

昨日（22日）夕方、
バイデン大統領が大統領専用機「エアフォース・ワン」で米軍横田基地に到着。
その後、大統領専用ヘリで赤坂のアメリカ大使公邸に移動したそうだ。
実は、東京の空・横田空域はアメリカの占領状態。
東京だけでなく、沖縄も、その他も、
「日米地位協定」がいまだにこの日本を統治ということ！

今朝の、テレ朝「モーニングショー」で玉川徹さんが、
文化放送「大竹まことゴールデンショー」で森永卓郎さんが、
このことについて少しだけふれていた。

敗戦後７０数年になるのに、
アメリカの占領当時の状態が続いているのは如何かな？
日本の政治家、自民党の責任は大。

「横田空域」や「日米地位協定」をそのままに、
ロシアのウクライナ侵攻を追い風に、
「憲法改正」やら「防衛費の増額」やら「常任理事国入り」やら・・・
なかなか勇ましい発言が飛び出しています。

確かに、中国の覇権主義が心配ではありますが、
「戦争」「軍拡競争」は、真っ平ごめんです。

狭い日本。
海岸線に点在する原発。
食料自給率。
人口減少。
etc

どれをとっても、「憲法改正」「防衛費増強」は愚策だと考えます。

先人が「平和憲法」を大事にし、
多くの国からも理解が寄せられています。
先日のウクライナのゼレンスキー大統領の、
日本の国会でもリモート演説。
ソフトな内容は、「平和憲法」を意識したのではとも言われています。

子どもケンカでも、誰かの「仲裁」が大事です。

アメリカ軍と一緒になって軍事路線に突き進むよりも、
たとえ茨の道でも「平和憲法」を大事にして世界をリードする。
諸外国から、信頼・尊敬される一道だと思いますがねー。

戦争は「人殺し」です。
勝っても、負けても、「地獄」です。

誰を、戦場にたたせるのですか！

【落穂拾い】No４４９ 更新

カウンセリング研究会【くりのみ】ホームページに、

【落穂拾い】No４４９を更新しました。

内容は、「スッタ・二パータ」の毎田周一師・訳です。

昨日（２１日）のくりのみ会で音読しました。