中央図書館から一冊を借りて読んでいます。
『チーム・バチスタの栄光』
海堂 尊著 宝島社 1600+税
バチスタ手術は、心臓移植の代替手術として有名になっています。
テレビ等で、聞いたことがあると思います。
本書は、第4回『このミステリーがすごい!』大賞作です。
こんな一節をおもしろく読みました。
「ボンクラだな。話を聞くだけで問題解決ができるのは年寄りの神経症くらいだよ」
主人公の神経内科教室の万年講師で、不定愁訴外来の責任者田口に投げかけられた言葉です。
道元には、「愛語に廻転の力あり」とあります。
「聞く」ということの力をどう見るか?おもしろいところですね。