『本気で言いたいことがある』 さだまさし著 新潮社 700円
帯に、「僕の好きな日本とは余りにも違ってきてしまったから、僭越なことを承知で言っておきたいこともあるんです」 と。
正義だけが良いとは思いませんが、「年金不正免除」にしても「米軍編成で中期防見直し」にしても、なんだか変ですよね。
一人一人の国民が、「本気で言いたいことを言える」そんな世の中を大事にしたいですね。
今日は、仕事がお休みだったので、『ダ・ヴィンチ・コード』を見てきました。
錦糸町で、午後3時から見たのですが、ほぼ満席。人気と宣伝の効果が感じられました。
さて、感想ですが、・・・・・。
上映が終わってからの会場の雰囲気は、あまり良いものではありませんでした。
私は、一応、小説を読んでから見たのですが、小説は行きつ戻りつしながらもハラハラドキドキしながら走り読みました。
が、映画は、ストンと落ちませんでした。
キリスト教のことにも西洋史のことにも知識の乏しい私などは、ただただ頭でストリーを追うだけで精一杯。心に響くものは皆無でした。
キリスト教や西洋史が身に付いている方なら、好き嫌いは別にしても、もう少し身近に感じられる作品かも知れませんが・・・。
日本的な感性には、訴えてくるものが少ないかな・・・というところです。
まあ、映画に限らず、何事でも、流行するところには、感動や真理は遠いように思いますねー。(この前の選挙の,“何とかチルドレン”もしかりかな?)
私の、キリスト教理解と西洋史理解の貧困を棚にあげてですが、おすすめとはいえませんでした。
但し、監督のロン・ハワードやトム・ハンクス オドレイ・トトゥ ジャンレノ さんがお好きな方は、どうぞ、どうぞです。
さて、今日の朝日新聞朝刊の 「北極異変・グリーンランド溶解」「薄氷の狩猟生活」は、地球温暖化の深刻なレポートであるとともに、グリーンランドで現地の女性と結婚して生活している日本男性(大島育雄さん58才)の、自然と共に生きる示唆に富む生活ぶりには感動します。
朝日新聞の購読者でない皆さんは、ぜひ、図書館等でご覧ください。
先程、テレビで、米原万里さんがお亡くなりになったとのニュースが流れました。米原さんの著作は全く読んでいませんし、情報も何もなかったのですが、テレビでお見かけしただけの方でしたが、素敵な女性だなーと思っていました。
インターネットで調べたところ、日本を代表するロシア語通訳もされていたんですね。
明日、中央図書館で、米原さんの著書を借りてこようと思います。
ご冥福をお祈りします。
昨日のことです。
「求道会館」で開催されている、連続講座(月1回開催。計10回の連続講座で、今回9回目)に出かけました。
講師は、高史明先生です。
会場の「求道会館」ですが、本郷通りをお茶のお水を背にして、東大正面を左折したと所にあります。
真宗大谷派の僧侶であった、近角常観(ちかずみじょうかん)が正4年建立した建物です。近角は、若い頃欧州留学をして、その体験をベースとして、青年学生と起居を共とした学舎としてこの建物を建立したそうです。教会の雰囲気のある、簡素な建物です。
「求道会館」で検索してみてください。
高先生の講演は、来月6月24日(土)が最終回です。会費1000円で参加できますので、ぜひ、お出かけください。
高先生のお話の内容は、【落穂拾い】に書かせてもらおうと思いますが、一つだけ紹介しますと、
「弥陀 助けてください。」
「弥陀 たのむ。」
のか・・・。
深く深く心底を掘り起こされるような問いをいただきました。
その足で、東京駅の丸善に出かけ、
『世のなか安穏なれ ー歎異抄ーいま再び』 平凡社
を購入して、今日一日、読んでいました。
皆さんにも、ぜひ一読をお願いしたい一冊です。