中教審の小学校部会は、これまでの「ゆとり教育」を見直して、主要教科の授業を増やすという。また、高学年で週1コマの英語の授業を導入するとの由。で、総合学習を減らし、低学年で週2コマ、中・高学年で週1コマ程度程度増やすらしい。
「ゆとり教育」にしても、「総合的学習」にしても、当時教育現場では賛成の声を聴かなかった。
教育行政の上意下達で、準備も不十分なままでの見切り発車であった。
当時も、授業数が減少すればいわゆる主要教科の成績は下落することは教師は分かっていた。
今回の施策も、同様の失敗が目に見えている。
要は、教育現場の先生方の意欲をそぐことが多すぎる。
長いことお世話になった教育界だが、審議会だとか専門家だとか学者の言うことにはいつも失望を抱いてきたものだ。
本当に教育が分かる人が必要だと思う。