法音カウンセラー 釋 真聴 《日乗》

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主宰者の《日乗》

おかしいなー?

2007年08月31日 22時41分40秒 | 日乗

中教審の小学校部会は、これまでの「ゆとり教育」を見直して、主要教科の授業を増やすという。また、高学年で週1コマの英語の授業を導入するとの由。で、総合学習を減らし、低学年で週2コマ、中・高学年で週1コマ程度程度増やすらしい。

「ゆとり教育」にしても、「総合的学習」にしても、当時教育現場では賛成の声を聴かなかった。
教育行政の上意下達で、準備も不十分なままでの見切り発車であった。

当時も、授業数が減少すればいわゆる主要教科の成績は下落することは教師は分かっていた。

今回の施策も、同様の失敗が目に見えている。

要は、教育現場の先生方の意欲をそぐことが多すぎる。

長いことお世話になった教育界だが、審議会だとか専門家だとか学者の言うことにはいつも失望を抱いてきたものだ。

本当に教育が分かる人が必要だと思う。


「聴く」ことの力から

2007年08月30日 23時41分59秒 | 日乗

昨日に引き続き、

『聴くことの力』 鷲田清一著 TBSブリタニカ

からの引用。

中川米造『医療クリニック』からの引用

【問題】「わたしはもうだめなんでしょうか?」という患者のことばに対して、あたなたらどう答えますか?次の選択肢から一つ選びましょう。

①「そんなこといわないで、もっと頑張りなさいよ」と励ます。
②「そんなこと心配しないでいいですよ」と答える。
③「どうしてそんな気持ちになるの」と聞き返す。
④「これだけ痛みがあると、そんな気にもなるね」と同情を示す。
⑤「もうだめなんだ……とそんな気がすんですね」と返す。

さて、皆さんのはどのように対応しますか?


『聴くことの力』

2007年08月29日 22時05分37秒 | 日乗

昨日ブログにupした、『聴くに力』を、区立図書館から借りてきた。

 

「聴く」ことの力 ー臨床哲学試論ー  鷲田清一著  TBSブリタニカ 

本書は、昨日のブログに書いたように、スクールカウンセラーのS・H先生のlご紹介の本である。

いつものように、目次・あとがきから読み始めている。

あとがきには、次の一文があった。

「教師は、自分が知っていることを生徒に訊かないということである」
(p268)

教師は、普通、「自分の知っていること」「自分が学習したこと」を土台にして生徒に訊いているように思う。
鷲田さんは、その反対のことを書いている。

興味深い一冊になりそうだ。


『着飾る自分、質素な自分』

2007年08月28日 22時37分18秒 | 日乗

スクールカウンセラーのS・H先生から紹介のあった哲学者・鷲田清一の著作を、区の図書館に予約しておいた。

今日、次の一冊を受け取りに出かけ、一気に読み進めた。

『着飾る自分、質素な自分』 鷲田 清一(ワシダ キヨカズ)著
                   
KTC中央出版 1400円+税

本書は、NHK『課外授業ようこそ先輩』の放送番組だけでなく、前後に行われた全記録ビデオをもとに単行本に再構成したものである。

内容の紹介は省略するが、特に現場の先生方にはお勧めの一冊である。

いま、教育の荒廃が叫ばれ、社会では理不尽な事件が多発している。

このような時代に一番大事なことは、「哲学(宗教)する心」が大切だと考える。

そのためには、教師自身が「哲学する心」を深めること。子ども達に「哲学する心」を育てることを現実化すぐことが急務であると考える。

そのためにも、現場の先生方にお勧めの一冊である。

 

●お願い
残念ながら、『課外授業ようこそ先輩 着飾る自分・質素な自分』の放送を見ることが出来ませんでした。
どなたかビデオ録画しているようでしたら、見せてください。

 


愛知女性拉致殺害事件

2007年08月27日 23時06分09秒 | 日乗

24日、名古屋市で磯谷利恵さんが拉致され殺害された事件には、心底から強い憤りを覚える。

ネット上の「裏の職安」で知り合ったばかりの男達3人の犯行だという。
うち一人が、死刑を恐れて、警察に自首したとか。
また、次の犯行も計画していたとか。

全く、理解できない凶悪な犯罪である。
即刻、死刑にすべきとも思う。

 

磯谷さんのご冥福を、心からお祈りしたい。

 

この頃、親殺し・子殺し等々、痛ましい事件が続発するが、犯行を起こす当事者の責任は言うまでもないことだが、この国は本当に病んでいるのだと思う。

戦後半世紀、焼け野原からこの国は立ち直った。確かに、経済的・物質的には豊かにはなったのだろうが、その反面失ったものも多すぎるように思う。

政治や経済のことは専門ではないので分からないことも多いが、30年間お世話になった教育界のことに限って言えば、本当に納得のいくような施策には出会ったことがない。年々、形式的・対症療法的施策が多かった。

 

今日、内閣改造があったが、私として新鮮なものを感じなかった。
特別な施策は不要である。
小さな施策・確実な施策・心のこもった施策の積みかさねが、今こそ大事だと感じている次第である。


 

 


もっと好きになる『日本の童謡』

2007年08月26日 22時25分16秒 | 日乗

昨日から、次の一冊を読み始めました。

〈もっと好きになる『日本の童謡』〉 池田小百合著 
                     
 実業之日本社 1600円+税

現職時代お世話になったK校長先生は、国語が専門の先生であった。
ある時の雑談で、読書録の書き方が話題になった。
その時の、K校長先生の読書記録に対するワンポイントアドバイスは、「最初の一行を書いておきましょう」とのことであった。

そのご指導に従って、本書の最初の一行は次の通りである。

 

「あなたの好きな歌は何ですか」
童謡を歌う会でこうきくと、参加されている方があげる曲に大正時代の初めに作られた文部省唱歌『故郷』『朧月夜』『冬景色』があります。ところが、この文部省唱歌を歌った当時の子どもたちは、口々に「つまらない」と言ったそうです。そこで、文部省唱歌に対する批判から新しい創作童謡が作られました。「子どもには子どもの歌を」をモットーに一流の詩人、音楽家が競って創作童謡を作りました。というのが音楽史の教えるところです。
しかし、ことはそう単純ではありません。子どもたちが批判した文部省唱歌のいくつかが、その後も長く定着して歌われ続けるのは、いったいなぜでしょうか。また、創作童謡でも、すたれていった数多くの曲があります。現代の新作童謡が根づかないのも理由がありそうです。

そうだろうと思います。
「子どもには子どもの歌を」のモットーは、その通りではありますが、現実はその通りにはいかない。

教育には、よくあることです。
「子どものために」と金科玉条のごとく言われ、それが教育の王道のように主張する人々が多くいますが、現実の展開はそのようにはいきません。

「不思議」を共有できる大人の智慧が出し合えることが大事だと思います。

 

 

 

 

 

 


8月の吟醸の会

2007年08月25日 23時21分34秒 | 日乗

昨日、用事があり稲取に帰り、伊豆高原に一泊。
今日の午後、東京に戻りました。

これまで夜走りが多かったのですが、久しぶりに昼に往復する、伊豆までのドライブも良いものでした。

7時から、8月の吟醸会に参加しました。

今日の日本酒は、「太田道灌」「たての川」「鳳凰美田」「黒龍 吟醸」「磯自慢 山田錦」でした。

それぞれの味に違いがあることはわかるのですが、それ以上の微妙な違いは残念ながら分かりません。

メンバーの会話が面白いので、しばらく通よわせてもらいます。

 

 


 


伊豆稲取の味処

2007年08月24日 14時56分26秒 | 日乗
お昼食は、伊豆急行稲取駅から徒歩五分のところにある、味処『しぐれ』でいただきました。

《ぶっかけ》という名前のそうめんですが、ママさん手作りで本当に美味しいいただきました。野菜たっぷりで、600円はお安い。(写真参照)

お昼のメニューは、甘いものたくさんありゆっくりと楽しめます。

夜のメニューでお勧めは、地元稲取でお祝い事あるとき各家庭で作る《げんなり寿司》をヒントにしたオリジナルお寿司がいただけます。(要 予約)

伊豆にお出かけの時は、ぜひお立ち寄りください。

今夏二回目の帰省

2007年08月24日 10時50分32秒 | 日乗
用事ができ 稲取に帰りました。前回は お盆とも重なり 大渋滞に巻き込まれましたか 今日はスムースなドライブでした。今回はじめて 厚木~小田原道路の 平塚サービスエリアを使いましたか なかなかよかったです。オニギリ等が おばちゃんの手作りで 大変美味しいのです。伊豆にお出かけの時は お勧めです。

お見事 !県立佐賀北高校。

2007年08月23日 23時02分28秒 | 日乗

県立佐賀北高校が、凱旋したそうだ。

グランドもサッカー部との共用。ナイター施設もない球児の快挙に、日本中が大拍手である。

お金をふんだんに使って施設を充実し、野球留学をしている私立高校を負かしての優勝である。
本当に、価値のある大優勝、歴史にのこる大優勝である。

ナイター施設もないので、コンビニの前で素振りを繰り返したとの話には泣かされる。