ぶな太の四季折々

身近な四季の花をカメラで追って

晩秋の真鶴半島を歩いてー木の実・草の実編

2013年12月05日 | 真鶴半島の四季(秋)
真鶴の自然観察に10年以上通っています。
家内から毎月同じ場所に行って面白いの とよく聞かれますが、
毎年新しい発見があります。
秋は木の実、草の実を観察する絶好のチャンスです。



お林の中で見慣れない草の実を見つけました。
植物に詳しい仲間からこれはムササビの実と教えられました。
ムササビは動物で聞き違いでネットで調べてマメ科のノササゲと
わかりました。
トリキリマメを連想しマメ科から入らなかったことを反省しました。



鬱蒼とした森の中の吉祥草(キチジョウソウ)の群生に
気がついたのは3年前でした。
10月に花が咲きますが、ごくわずかな株しか咲きません。
花が咲いても実が成るのはさらに少ないです。



真鶴岬から三ツ石海岸に下りる途中、ツルソバの実が
黒く色づいていました。
遊歩道の目の前で見つけました。



岬の近くの林にはトベラが多く自生し丸い実が裂けて、
赤いネバネバした種子が露出していました。
野鳥は赤に誘われてついばむようですが、栄養価は
ゼロに等しいそうです。



近くにシロダモの赤い実がついていました。
シロダモは秋に黄褐色の小花が咲き翌年赤い実をつけます。
同じ木から赤い実と小花を同時に見ることができました。



海岸のブッシュの中にマルバアキグミが群生し淡橙色の
実が成っていました。
美味しそうに見えませんでしたが、やはり甘みが
ほとんどなかったです。

これで晩秋の真鶴半島を終わります。
今回はワシカモメの若鳥とノササゲの実を見たのが
収穫でした。

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トチノキの白い花を探して

以前からブナとトチノキの愛好者です。 出身が栃木県であることもありますが、20数年前に パリに社員旅行したとき、エッフェル塔より車窓から見た 街路樹の白い花が印象に残りました。