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好きな小説家のお一人 小野寺史宜さんの「まち」が文庫化されたので、早速読みました。
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小3の時に両親を亡くし、尾瀬の荷運び・歩荷を営む祖父に育てられた瞬一は、「東京に出ろ」と祖父に背中を押され、高校卒業後、単身上京します。
2019年の本屋大賞2位の「ひと」と同じく、孤独な青年が強く優しく成長していく物語。どちらも下町荒川を舞台に、アルバイト生活の中で、人と交わり、進みたい道を見つける、爽やかな希望が持てるお話です。
「まち」の後半に、「ひと」の主人公が働いていた砂町銀座商店街の一つ50円のコロッケ屋さんが出てきました。確認すべく検索していたら、以前読んだ「ライフ」と「縁」にもつながりがあることがわかりました。
どれももう一度読みたくなります。
そして、「ひと」「まち」に続く下町荒川青春譚第3弾の「いえ」が、単行本で発売されているので、こちらも文庫本になるのが楽しみです。
そういえば、先日読んだ「タクジョ」にも荒川が出てきました。
小野寺史宜さんの小説は、主人公の語り口調が心地よく、読みやすいです😊
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