サロンコンサート と 親友

2008年11月16日 | おでかけ
姪が弾くヴァイオリンの、サロンコンサートに出かけた。

場所は、都内の本所吾妻橋のフレンチレストラン。
浅草に近い裏通りに面した、贅沢に建てられた個人邸宅の1階をエレガントな隠れ家風レストランに設えてある。



  

                    

        


以前に、雑誌に掲載されていたけれど、他のレストランとはどこか雰囲気も違って、私たちは和室のテーブルだった。


                 


会員制倶楽部としてあるけれど、予約をすれば利用できるらしい。


                     



お食事は勿論、食器もおもてなしも素敵。
靴を脱ぎ、スリッパに履き替えるので、友人宅にでも伺ったような気楽さ。

          

姪のヴァイオリンも最高だった。
演奏は、私の好きなラフマニノフのヴォカリーズやピアソラのリベルタンゴなど、ステージコンサートではないので有名な曲目を選んだらしい。
いつものように、伴奏のピアニストはウィーン時代の友人。


そして私といえば、しばらく忙しい日々が続いていたので、そのことに気を取られていたのか、とんだ勘違いをしてしまった。
つまり、私の思い込み。
思い込みには、日頃から気をつけているというのに…


というのも、コンサートに親友を誘い、その待ち合わせ時間を間違えて伝えてしまったのだ。
ふたりでレストランの前に着くと、門が固く閉ざされて。
なんか変??と思っていると、車で早めにやってきた姉夫婦とバッタリ。
そこで判明したことは、実際の時間の1時半を11時半と勘違いしていたという訳。
前々日に姉と時間の話をしたというのに、どこで時間の思い違いをしてしまったのか未だに分からない。
そういう時はパンフを見ても、思い込んでいるので、意識に引っかからない。
エ~~ン(泣)こんなの初めて。
しかし、時間に遅れたわけではないから、ま!良いかと立ち直る。

結局、時間まで近くのカフェでお喋り。
親友のHとは、普段電話ではお喋りしていても、会うのは1年ぶりだった。
一昨年に永年難病だったお兄さんを送り、1人暮らしになってから心身共に不安定になっていた。
日々、元気になりつつあるようだけれど…
「私って、やつれたでしょ?」と、いきなり訊かれた。
こんな時は、どう応えてよいか分からない。
確かに、あまりの痩せ具合に驚いていたのだ。

食事が始まれば、元々料理研究家なので食材を尋ねたり、メモ書きをしたりと、以前のように前向きになっている様子が見え、少し安心をした。

時間を間違えたおかげで、逢えなかった日々のことなどをゆっくりお喋りをすることができた。

しかし、初めて会った中学生の頃のように、ころころと屈託無く笑う元気な彼女に早く会いたい。

コメント
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