今日この頃

2010年06月16日 | diary
父との別れは、驚くほどあっ気ないものだった。
未だに、父を送ったという気がしない。

今は少しずつ時間をやり繰りくりして、父の事務所を片し始めている。
かつては机の引き出しの中に整然と並べられ、しまわれていたものが整理されて何も無く、どの引き出しを開けてもがらんとして。
そして、てっきり金庫の中にあると思い込んでいた遺言書もみつからず、
しかし、争う元になるような財産も無いのだが、
それはみんなの目に付く、父の製図台の上に無造作においてあった。

遺言書の文末には、母そして私たちへの想いが綴られ、それを読んだ昨日は一日中私の胸がざわついていた。

初七日も過ぎたので、昨日からレッスンに行き、少しずつ私の日常が戻っている。
変わったのは、夫と2人の夕食に母が加わったくらいだろうか。

このあたりで、私自身の生き方も仕切り直しする時期に来ているのかもしれない。
父が逝った年齢までは、まだまだ何十年もあることだし…

さて仕切りなおしの人生、どう出るか私自身楽しみにさえ思う今日この頃。

まぁ、あまり変わらないかも、変わり様もないし…。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする