ワンデーセレモニー

2011年02月05日 | diary


私にとっては、いまだに「隣の〇ちゃんのおばちゃん」の告別式だった。
それも、初めてのワンデーセレモニー。

私が出席した都内の葬儀は、今やほとんど家族、親類のみの密葬がほとんどだった。
父のときもそうだったけれど、従来の形式に問われずに、自由な形で親しい人だけに送ってもらいたい人が増えている。

今回はワンデーの名の如く、通夜のない一日だけのお葬儀だった。
自宅で家族だけで通夜はするらしいが…

花がいっぱい飾られ、故人の趣味だった俳句の色紙や、木目込み人形、ずっと続けていたお三味線や撥が置かれていた。
私が結婚する時に、おばさんが作ってくださった木目込み人形は、今も大事に飾ってある。

懐かしい写真も貼り出され、毎日隣家に遊びに行っていた何十年も前のことが甦った。
家族と親戚が一組、そしてかつてのおままごと仲間が5人集まって昔話に花が咲き、おばちゃんを見送ることが出来た。

一緒に行った友人と、次は誰の家かしらなどとポロリ。
お互い家に老人がいるし…(小声で)
しかし、こればかりは順番ではないしね…

我が家は菩提寺があるので、ワンデーとはいかないけれど、すべてが葬儀社主導ではないこういう葬儀もだんだん増えていくのかもしれない。

 

コメント (2)
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