虚無

2011年02月09日 | jazz


Corcovadoは何とか形になり、あとはカッコよくボサノバする。
できればね~(笑)
すると、先生がアドリブソロをもうひとつなんて。  

おまけに、今年の私の課題であるブルースの曲を、もう決めることになった。
Fは2曲やったので、今度はBluce in B♭で、ソニーロリンズの Tenor Madness に決まり。
今までの曲も、なんとか自分のレパートリーにしたいので、コンタクトに弾かなければならなず、わたしもMadnessになりそう。

ジャズの勉強は、英語の勉強に似ているとよく言われる。
確かに、こつこつと単語を覚えるように、コードをマスターしたり、文法(理論)を理解したり、次にはそれらを駆使して会話(演奏)も出来なくてはいけないし…いろいろ
何しろ、そんなパーツの日々の勉強も大変。
もう硬くなった脳では、覚えるそばから零れ落ちて。

しかし、時々考えてしまう。

何故、私は人生をのんびりと過ごそうとしないのだろうって。
自分ではそれほどストイックだとは思っていなかったけれど、よく人にそう言われる(笑)

もっと若き日のこと。
ある日突然、仕事もやっていることも何もかもが嫌になり、しばらくのんびりしたい、しなければと思った。
思い切って仕事も辞め…

ところが、のんびりとは裏腹に、待っていたのは朝起きてもすることがなく(そんなことはわかっていたはずなのに)、更に何をして良いのかも分からない。
日曜日が来ても、楽しくない。
友人とお喋りをしても共通言語が無いようで、楽しくなく
そこで見つけたものは、虚無感だけだった。

多分、未だにあの頃の恐ろしい虚無感を、体のどこかが覚えているような気がする。

つまり、のんびりではなく、何かに頑張っている私が、一番私らしいのかも。

コメント
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