至福のひととき

2011年05月29日 | jazz


楽しみにしていた、キース・ジャレットのソロコンサートへ。
今回は東京での二夜のみで、チケットは完売とか。

台風接近の大雨の中を、渋谷のオーチャードに行く。
家から最寄の駅に行くまでに、既に足元はズブズブに濡れてしまい、靴の中は洪水になった。
(先月買ったばかりの靴なのにぃ)

今回のソロコンサートは、ライブ録音をするので、いつもよりホール内の注意事項があれやこれや・・・
つまりは、演奏中は静かにせよということ。
長い傘は床に寝かせてとのお達し。
確かに、傘が床に倒れたときの音はすさまじいし。


私はアンサンブルより、すべて即興で演奏されるソロの方が好きだ。
キースがどんな音をその場で出すのか、一音も聴きもらさないように神経を張り詰めて聴いてしまう。
多分、他の聴衆も同じだと思う。
他のコンサートでは味わえない、繊細で心に突き刺さるような音の羅列を聴く…そんなスリリングさもたまらない。
感激して、今回もまたウルッときてしまった。

前回のソロコンサートや有名なケルンより1曲は短かったけれど、私の勝手な感想かもしれないが、聴いていると、今回の震災を表現しているのかもと思ってしまう瞬間もあり。
最後は、全員のスタンディングオーベーションで盛り上がった。

アンコールは4曲。
私の今の課題のルバートの弾き方をしっかり聴いたけれど、私には到底真似できないこと。

酷い天候だったけれど、至福のひと時だった。


ところが帰宅したら、置いてきたわんこがウンチまみれに。

覚悟していたけれど、至福の時もハイ、ソレマデヨ~~だった(悲)

 

コメント
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