赤坂英一の「キャッチャーという人生」読んだ。村田真一、達川光男、山中潔、大久保博元、古田敦也、谷繁元信、里崎智也など、1980年代から最近に至るまで日本プロ野球部界を支えたキャッチャー人生の表と裏を書いたノンフィクション。
強いチームはキャッチャーを固定できるがセオリーだが、チームキャッチャーの持つ役割の重要性を改めて実感。
現在、マリーンズの二軍バッテリーコーチの山中潔さん、広島を振り出しに5球団を渡り歩く流転の野球人生。選手として最後に所属したのがマリーンズ。選手としては最初の所属球団の広島で達川をおびやかし、レギュラー一歩手前まで行った時期もあったが、現役を通じてぼぼ控えキャッチャー。ワンバウンドのボールを止める技術が一流らしい。打撃も悪くなかった。この人の凄さは、キャッチャーの育成技術。里崎が引退後、田村がレギュラー争いに勝ったが、山中氏の指導抜きでは、ここまで成長してなかったはず。
キャッチャーというポジションは怪我も多いし、重労働。監督からの怒られ役でもある。野球経験者やコアな野球ファンにはキャッチャーの凄さが分かるが、一般のファンにはキャッチャーの重要性が届かないのが辛いところ。
野球ファンなら、ぜひ読むべき。この人の二軍監督という本も読み応えある。
昨日のマリーンズ、楽天相手に4対2で競り負けた。昨日は飲み会だったけど、帰りの電車の中でスコアチェックしてガックリ。パリーグ上位3球団が負けた日。珍しい。
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