【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

心のオアシス

2009-09-03 17:45:07 | 心の宝石箱


    こんな空で明けましたが、
   その後、青空の方が勝ったかと
   思えば、真珠色に・・。

    今では、これと同じような
   空になっています。

    昨日に比べますと少々、
   湿気を含んでいるような気が
   しないでもありませんが、
   風が通り抜け、しのぎやすさには
   変わりありません。

    昨年の今頃は、こんなものでは
   ありませんでしたものね。



     さて、司馬遼太郎著、『坂の上の雲』 は、
    今、最終巻(6巻)の半ばまで読み進めています。
    
     それでいながら、(それも、いよいよバルチック艦隊がやって来て
    佳境に入って来ました) 私は又々、他所見(よそみ)です。

     それも、わくわく、ドキドキしながらの最中ですから、
    何をしているのでしょうね。

     その本とは・・。
    以前にも紹介した事のある、暮らしの手帖版 【すてきなあなたに】
    
     この本は、日常のさり気ない事柄が優しい言葉で綴られていて、
    手近に置き、折に触れ手に取って読んでいます。
    今回は、こんな素敵な文章に出会いました。

 ・・・略・・・この頃は忙しいという事を口癖に、
本を読むのをめんどうがって、古今の名作が、
映画にテレビになるのを見て、その小説も知っている、
あれはこういうストーリーなどと、それだけで済ましてしまう人が
多いと聞いて残念です。・・・略・・・

 切ったり張ったり殺したりの、今様のでたらめとは違った、
人間の本当のむごさ、悲しさというものが綿密に洞察され、
作者の人生観、世界観を通して、恋もモラルも新鮮に活き活きと
描かれています。・・・略・・・

 食物なら飢えるという事は重大な事です。
心の乾きには気が付かないでいる事が往々ありますが、
どうぞ、ご自分の乾きを自分で癒やして下さるように・・・
何か探し出して下さいね。


     折しも季節は、秋を迎えようとしています。
    言うまでもなく 「読書の秋」 ですね。
    
     秋の夜長・・学生時代の気分に戻って、
    名作に浸ってみるのもいいかも知れません。
    この秋、あなただけの1冊を紐解いてみませんか・・?