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今日も雲、一つない空で明けました。
今は、真っ青な空に綿菓子の
ような小さな雲が、
ポカン、ポカンと浮いています。
庭の朝顔も、もうそろそろ・・と、
思っていますと、パッと花開き・・。
嬉しい悲鳴を上げています。
でも葉っぱは、大層黄色くなり、
痛んで来ています。
茶色くなって枯れたものも・・。
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毎年の事ながら、この朝顔の最期にはなぜか心が騒ぎます。
それは夏の終わりという事でもあり、
他の季節にはない寂しさを無性に感じてしまうのです。
特別の感慨・・というものかも知れません。
“・・・でも、一体、夏はどこへ
行ってしまったんでしょうね? ・・・略・・・
小さい頃、あたしは夏の一方の端からもう一方の端を
見る事が出来なかったのよ。
果てなく続く季節のようにあたしの前に広がっていたんです。
今じゃ、『片手の幅だけ、一つの物語』 だけですわ。”
【「アンの幸福」 第23章】
ところで、昨日の事。
外出から戻り、車庫に自転車を止めた所で、若い白人の男性と一緒の日本女性に遭遇。
「こんにちは」 と挨拶を交わしたものの、勿論、通りがかりの人だと・・。
すぐに立ち去るものだと思っていました。
「あの・・・」 (エッ、宗教・・?)
心の片隅で、そんな事を思いながら、怪訝(けげん)な表情の私。
続いて、「お久し振りです・・」 の声。
「・・?」 どなたか全然分かりません。
「○○です・・」 ガ~ン!!
そこに佇んで微笑んでいる女性は、高校生の頃、
短い期間でしたが、ピアノを教えていた、ご近所の人。
「今、パリに住んでいます。もう 6年になります。夏期休暇でこちらに。」
聞けば、語学留学して今の彼と知り合い、結婚したのだとか。
すっかり洗練されて、美しくなっていらっしゃるのに、びっくり。
まだまだ、どう見ても “マドモアゼル” の雰囲気です。
彼女も色々あったようですが、今のこの姿が幸せを物語っています。
それにしても・・。
「今、パリにいます・・」
何と心地良く耳に響いた事でしょう。
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爽やかな一遍の風が吹き抜けました。