【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

お気に召すまま

2009-09-17 18:36:18 | ハーブと香り雑学


   昨日とほぼ同じ空、
  こんな美しい空で明けました。快晴。

   湿度がなく、カラッとした天気です。
  いつものように朝、
  庭に出てみましたら・・。

   いつの間にか黄色くなった葉っぱの
  朝顔ですが、花開いていました。

   ただ気のせいでしょうか。
  それとも季節のせい・・?

   同じ笑顔ですが、なぜか遠慮深げ・・。
  いいえ、ちょっぴり翳りがあるようです。
  “限りある日の美”、“憂愁の美” と言ったような・・。



   さて、私が毎日朝一番に、
  紅茶を頂く事は先日も記しました。

   そして二番目に頂くのが、
  (毎日ではありませんが)庭から
  摘んで来たハーブティーです。

   今の季節は、収穫も兼ねて。
  レモンバーム、ミント、ローズマリー、
  オレガノ等など。それらを適当に。

   偶にアッと言うほど苦い事も。
  それは、チェリーセージの葉っぱが
  紛れ込んでいる時です。

     今は、こんな風ですが、
    以前は珈琲一辺倒だった事を思えば、随分な進歩です。
  
     でも、このお陰で、お客様に様々な飲み物をお出しする事が、
    出来るようになりました。
  
     人間って、自分の好きなものはどなたでも好きに違いない・・と、
    つい思ってしまうものです。尤も私だけかも知れませんが・・。
  
     どうしても私達日本人は外国の方のように、先にお好みを聞いてお出しする・・という
    習慣がありませんものね。そう言えば、先日もテレビでそんな事をやっていましたっけ。

     話が少々、逸れてしまいました。
    その庭のハーブの中に、ヨモギ が随分増えています。

     思えば、その 「蓬(ヨモギ)」 だって立派な和製ハーブなのですが、
    あまりにも繁殖するものですから、ついつい雑草のように思って、
    抜いている私がいました。

     言うまでもなく、ヨモギ餅の 「蓬(ヨモギ)」 であり、お灸のモグサも、
    「蓬(ヨモギ)」 の綿毛から。こんな風に、昔から馴染み深いものだった訳です。
    その上、素晴らしい効能があるというではありませんか。

     それは、養生訓ようじょうくん で知られる、貝原益軒 も絶賛とか。
    良質の葉緑素(クロロフィル)を初め、各種ビタミン、ミネラルも豊富。
    有効成分の宝庫のようです。

     それに何と言っても独特の香り。この香り抜きにしてはヨモギは語れませんね。
    この芳香の正体は、精油の 「シトロネラ」 と言うではありませんか。
    草餅しかり、お灸しかり。ヨモギのお風呂もありますね。

     となれば・・。このヨモギを利用しない手はありません。
    有り難い事に季節は問わないそうです。
    
     ただ、伸び過ぎたヨモギは、サントニンが多いので身体に良くないとか。
    (取り過ぎると、ごく稀に肝臓にダメージを与える)
    切り取ってその後の若い芽を利用すると良いそうです。

     最後に。蛇足ながら写真(右上)の蝋燭立て。 
    ハンガリーの文字が見えますが、こちらが筆を利用して描いた花の絵です。
    
     この絵、土産物品なんかで良く見かけますね。
    アッセンデルフトかと。そして・・。

     大作を読んだ後ですので、お次は名前に惹かれてこんな本を・・。
    渡辺 淳一著、『シャトウ ルージュ』 です。